2012年5月29日火曜日

原稿

夏の学会のための原稿を書き終わった!!やったー。Soulagement total...  après avoir fini l'article pour le congrès de cet été.

2012年5月27日日曜日

奈良ゆみコンサートと吉田先生訃報

今日はオープンキャンパスとやらで休日出勤。学科紹介およびミニ講義というやつでした。
さて昨晩は、南森町モーツァルトサロンでゆみさんコンサート。「ユートピアにむけて」という題で、ダオ《ジオ・ドン》、オハナ《マルティネテ》と《花のように》、プーランク《C》、ロルカ《セビージャの子守唄》、ラヴェル《スペインの歌》、松平《子守唄》(ピアノ)、金井《東西東西》と《絶筆》、新垣《一番桜》、吉田《君死にたまふことなかれ》。休憩後にはゆみさん自作《フィネガンズ・ウェイク》、デュパルク《旅への誘い》、ラヴェル《カディッシュ》、グノー《アヴェ・マリア》、ルシュール《牢獄の歌》、デュティユー《強制収容所の女の歌》、ヴァイル《ユーカリ》、コスマ《バルバラ》、トマ《君よ知るや南の国》、ブラームス《子守唄》。だんだん聴いているうちに、ユートピアというよりも、彼岸というか「あの世」、死者の国への誘いという気がして来た。ちょうど Julien Green, Frère François の最後、聖フランチェスコが死ぬところを読んだばかりだったので、ますますそう思った。そして、ぼくの周りの親しかった死んだ人たちのことを思い出していた。何とたくさんの人が亡くなってしまっただろうか!
そして、今日になって、図らずも吉田秀和先生の訃報に接したのだった。なんたる符合だろう!

2012年5月26日土曜日

芦屋川初夏

先ほどの芦屋川。河原には草がぼうぼう。水の流れが見えません。よおく見るとモンシロチョウが見えるのですが……。今日はもうほとんど夏と言っていいくらい。おおぞら君&ななみちゃんの双子のきょうだいのお誕生パーティーに、子どもたちを送った帰り道。

2012年5月24日木曜日

コンピュータ

研究室のコンピュータを10年ぶりに新しいものに換えた。新型iMacはさすがに便利。マウスもキーボードもワイヤレスなのに驚いた。しかし、サイト作成ソフトがぜんぜん動かなくなってしまったのには、閉口。新しく買い直さなければ……。しかし、大学のサーバーにはもういれなくなってしまうので、どうしようか考慮中。FBもあり??しかし、サイトとはちょっと使用方法が違うよな。

2012年5月22日火曜日

同志社前駅

会議やっと終わり、帰りの電車を同志社前駅で待つ。周りは蛙の大合唱。

2012年5月21日月曜日

会議

今日も会議、明日も会議、明後日も会議……、どうなってるんだあ!!

日蝕

金環日蝕見れましたか?ぼくは部屋の中とマンションの周りで。影がどうなるかが一番気になったのです。というのは、10数年前にフランスで見た日蝕のときに、木漏れ日がすべて三日月になっていたのが、すごく印象的だったからです。というわけで、まず部屋の中。
びみょうにクロワッサンですね。そして外では、

やはり見にくいかな。ばっちり金環になったあと、また部屋に戻って撮りました。
若干、三日月が平行になっているのが、わかるか。それほど、はっきりしませんでした。うーむ。

2012年5月20日日曜日

斉藤宏子ピアノリサイタル

昨日は上桂の青山音楽記念館で斉藤先生のリサイタル。初めてのホールだったが、全体(入り口やホワイエ)こぢんまりしているが、中は天上も高くよい響き。プログラムはバッハ《半音階的幻想曲とフーガ》、ハイドン《変奏曲》ヘ短調、ベルク《ソナタ》、休憩後はシューベルト《ソナタ》ニ長調D.850。丁寧な打鍵で清潔な演奏。ウィーンの香りを運んでくれた。アンコールはその雰囲気の延長でシューベルト《楽興の時》。久しぶりにこの曲を聴いた。やはりシューベルトはいいね。子どもの頃よく聴いたNHK FMのクラシック番組のテーマ曲がこれだった。

2012年5月16日水曜日

カスタネ

Pierre Albert Castanet と久しぶりに連絡がついた、Cahiers du CIREM の時以来である。しかし、彼が今秋ルーアンで開催するケージ学会にお誘いを受けたのだが、入試がねえ……。

おお!

おお!いつのまにか、一万人の大台を超えていました!

あと4人

あと4人!

2012年5月15日火曜日

仕事

仕事、仕事……、うーむ、なかなか終わらない……。なぜ……?ちなみにカウンターはあと15です!!

2012年5月13日日曜日

雑読

ドナルド・キーン『日本人の美意識』(金関寿夫訳、中公文庫)、『和辻哲郎随筆集』(岩波文庫)、岩宮眞一郎『音の生態学』(コロナ社)、『現代のエスプリ』354号「サウンドスケープ」、Champfleury, Chansons populaires des provinces de France, Ressouvenances, 2010など、そして九鬼周造『「いき」の構造』全注釈藤田正勝(講談社学術文庫)も。夏の発表のためがメイン。しかし、岩宮という人の文章はなんか変。Champfleury はこの著書をボードレールに捧げているのだが、なんでだろう?ボードレールは「自然」より「人工」ですよね。文章はうまいね。今まで読んだ民謡本の中では抜群。学術的な点はさておき。

琵琶プラス

昨日は朝から子どもたち3人(大ちゃんと芦屋駅で待ち合わせ)連れて、まず病院でいづみの血液検査。その後、みなで須磨浦の園遊会。二時半に終わり、家人が後片付け手伝いの間、兵庫駅で子どもたちをおばあちゃんに渡す。そして夜は毎年恒例、ギニャール先生の「琵琶プラス」。今年は尼崎大覚寺。寺町というのは初めて行ったが、風情のある不思議な空間。

寺には能舞台があり、そこで今回は「夢に生き……」という題の琵琶と謡、仕舞のコラボ。ギニャール旭西(筑前琵琶・楽琵琶)、梅若善久(観世流シテ方)、山中雅志(観世流シテ方)、上田敦史(大倉流小鼓方)、高橋奈王子(大倉流小鼓方)で、楽琵琶秘曲『流泉』に始まり、『厳島の戦い』、謡曲『田村』、『実朝公』。最後はギニャール先生新作『玄象の物語』。最後の曲は、書家の田邊柳奨の書が入った屏風の前での演奏。
琵琶あり、謡あり、仕舞ありで琵琶の名器「玄象」をめぐって藤原師長と村上帝(の亡霊)とのいきさつが語られる一編の夢幻劇である。素晴らしい。その舞台が須磨浦であり、ちょうど朝から昼にかけてそこにいた身としては、なんだか genius loci に取り憑かれたようだった。関西にはこんな土地の精霊がうようよいる。帰りがけに打出フェリーチェで遅い夕食。

2012年5月11日金曜日

カウンター

私のHPの訪問者カウンターがいよいよ一万人の大台に乗ろうとしています!しかし、しかし、……このHPは大学サーバーの扱いが今年で終了ということで、おそらく6月ころには閉鎖になりそうです。何と残念な……。(これなんですけどね:http://www2.dwc.doshisha.ac.jp/rshiina/)

2012年5月7日月曜日

邪宗門

ちなみに『邪宗門』とは北原白秋の第一詩集です。表紙はこれ。
昨日の「南蛮美術」つながりでもありますね。最初の詩の口絵には伴天連の姿があります。
以前にもこの復刻版は持っていたのですが、これもまたモンペリエで水没してしまったのでした。

ちんき堂

スペイン語の後、家人はクリーニングに行くのでとすぐに芦屋に帰ってしまい、ぼくは娘の迎えに須磨に行くのには早かったので、元町をぶらぶら。ふと思い立って、前から行こう行こうと思っていた(思い続けてはや五年!いつ行っても閉まってるんだもん)ちんき堂に行ってみた。開いていた!小さな店だが面白そうなものがいっぱいある。音楽書も何冊か。80年代の『音楽芸術』(ラヴェル特集とエスニック特集)を二冊と復刻版『邪宗門』を購入。驚くべきはその値段。全て200円!!『音楽芸術』にはもともとの伝票が挟まっていて、岡山の河原書店で岡本さんが買ったものとわかる、それもちゃんと定価の750円で。こうしてぼくの手に入ることになったのも、不思議な縁である。

2012年5月6日日曜日

南蛮美術

今日は本当は宇治に行って大倉さんとピクニックの予定だったのだが、天候不順のため急遽順延。その代わりに屋根のあるところということで、神戸市立博物館に「南蛮美術の光と影」展を見に行った。ちょうどポルトガル・ギターの演奏会。マリオネットというデュオ(ポルトガルギター:湯浅隆、マンドリン:吉田剛士)による。けっこうよかったぞ。ポルトガルギターというのは初めて見た。ファドは聴いていたけれど、その伴奏がこれだったのですね。子どもらはつまんない、というので二人で外で遊んでいたら「博物館で3番目に偉い人」(?笑)という人に遊んでもらって、ジュースまでごちそうになっていた。なんたるヴァイタリティー。
展示品の一部に『泰西風俗図屛風 』があり、中で二人の婦人が音楽を奏でている。ハープとリュートだろうか。

2012年5月5日土曜日

インド古典音楽

Je suis allé écouter de la musique classique indienne à Kobe. En sortant la lune sur la mer. 

Cap House Q2 で「声楽とバーンスリー」というコンサート。井上想さんのドゥルパド(歌)、HIROSさんの北インド音楽(バーンスリー)。カネコさんのパカーワジ、大橋さんのタブラー伴奏。最後は全員で。インド音楽は最初に旋法を提示するのだが、そのゆっくりしたやり方が、向こう側に見える船の動きとマッチしていて、面白かった。それと考えたのは、まるで旋法のそれぞれの音を「愛撫」するような、官能的な音楽だ、ということ。帰りには神戸の港の上に大きな月が。しかし写真に撮ると小さいんだよね。
さて、このコンサート前には、三宮そごうにカタルーニャはジローナの画家、フェルミン・コロメール展。この手伝いを福島さんがしていて、昨日は彼女にバルセロナ情報を聞くために家に御招待したのだった。

2012年5月3日木曜日

芦屋アートバザール

毎年恒例、芦屋市立美術館でやっている芦屋アートバザールに行って来た。そして、毎年恒例、「きのこさん」こと福本さんの出店。きのこTシャツを買って、彼女が堀博美名義で出した本『きのこる』(山と渓谷社)も購入(サインも貰った)。

ちょっと雨もぱらぱらしたけれど、まあまあもった。きのこさんのお母さんにも初めて会った。人形を作っておられた。子どもたちは風船で作ったおうむとプードル(各50円)、そして子ども用指輪を二個づつ(これも各50円!)。石のところで走り回っていました。帰りは、市民プールそばの酒類大型店舗によって、ワインとコロナビールその他を購入。ワインは赤(ヴァルポリチェッラ)、白(プチ・シャプリ)、ロゼ(アンジュー)と三種類。

2012年5月2日水曜日

執筆中 en train...

夏の国際音響エコロジー学会のための原稿を鋭意執筆中。ロベルトが学会前には雑誌原稿として欲しいというもんで。Je suis en train d'écrire un article pour le 2e Congrès international de l'écologie sonore.
日本の伝統文学と庭園芸術の中の音響ディスポジティフの比較みたいなこと。と家人に言ったら、ひとこと「平和やね〜」。