2010年6月29日火曜日

柴田マーラー

柴田南雄『マーラー』の解説を岡田暁生が書いているが、19世紀末から20世紀初めのウィーンでは一部上流階級だけの音楽が労働者や下層市民階級によっても享受され、さらには演奏までされるようになった、と言う。そして、マーラーのシンフォニーを彼らが演奏していた、と。これはちょっと違うと思う。ただし、ウィーンの特殊事情というものがあるかも知れないが。それにしても、ライプツィヒなどでは、すでに19世紀初頭から合唱や室内楽が一般市民によって行われていた(これは、シュレーバーについて調べたので確かです)。シューマンやメンデルスゾーンが、ビーダーマイヤー様式とか、Hausmusik などというものに手を染めていたこともある。ウィーンだけ特別ですか?