2012年12月13日木曜日

Contes magiques

ゆみさんのパリの家の近くのアリーグルの市場で古本も売っていて、何度か本を買ったのだが、その中の一冊、Louis Laloy, Contes Magiques, d'après l'ancien texte chinois de P'ou Soung-Lin (l'Immortel en exil), L'Edition d'art, 1925. を(ペッソアを読み終わったので)、夜寝る前に読み始めた。ラロワが中国学者でもあったことは知っていたが、こんな仕事もあるんだなあ、という興味くらいからだが、改めて P'ou Soung-Lin とは誰だかが気になって、いろいろ考えてみて、思い当たった。蒲松齢ですね、あの『聊斎志異』を書いた。多分そうだろうと思うが、まだ少ししか読んでいないし、『聊斎志異』もいちおう昔角川文庫版で全部読んだけど、覚えていないものなあ。しかし、蒲松齢が「不滅の亡命人(亡命中の不滅の人だけど)」というのは、なんだろう?