2013年7月12日金曜日

El eterno recomenzar

Adolf Pla i Garrigós, Frederic Mompou : El eterno recomenzar, La Mà de Guido, 2012. を読んだ。このあいだ、アウディトリの音楽博物館で「光の音」の展示を説明してくれた内容をより詳しく書いたもの。モンポウの音楽の「短さ」に注目しているところに我が意を得たりの感あり。しかしそれを「ハイク」(俳句)と言ってしまうのがちょっとね……。しかし、これと関連して、ボワローで出ている未公刊作品集の中にある「シントニー」の存在は発見でしたね。これでしょう。これで鐘の音にヒントを得たという「金属和音」(しかしこれは工場とか下町の雑音もある)やピアノによる作曲(左手のためのプレリュード)などが密接に結びつく。そして「recomenzar」再び始めること。