2014年2月3日月曜日

Philosophie de la musique

Charles Beauquier, Philosophie de la musique, Elibron Classics, 2006 (rééd. de Germer Baillière, Paris, 1865). 読了。ルイ・ラロワやら、ティエルソやらがすでにいたことが感じられる。でも限界もあって、打楽器について「遅れた楽器」という扱いで、だから段々西欧の管弦楽からは少なくなっている、と言うのは歴史的事実に反するね。またそれゆえ、打楽器を多く使う中国音楽は遅れている、というのもまた偏見だ。でも少々の卓見もあって、純粋器楽を絵画の中の「風景」に例えているところは、ふむふむと言わせられた。しかし、どこに「哲学」はあったのか?