2015年4月4日土曜日

フランス音楽の名手たち

フェニックスホールに「フランス音楽の名手たち、京都フランス音楽アカデミー、過去・現在・未来」を聴きに行った。プリュデルマシェル(プログラムには「プルーデルマッハー」とあった)のソロでラヴェル《ソナチネ》、ガゾー・パスキエ・ヴィリアンクールでフランセ《トリオ》、またプリュデルマシェルでドビュッシー《エチュード第2集》、休憩を挟んで、ヴァイオリンに石上真由子と森悠子を加えショーソン《協奏曲》。プリュデルマシェルは在仏時にアルモニア・ムンディのCDをよく聴いた覚えがあるが、ときおり素晴らしい音色を聴かせてくれるけれども、テクニック的にはやはりイマイチ、か。フランセは駄作。こんな曲を選んだのはなぜか、考えたけれども、三人で「この組み合わせのいい曲はないかな、ああ、そうそうフランセにあったな、大した曲じゃないけど、まあ軽くて楽しいじゃないか、日本でやるならこんなもので十分だろう」というノリで決めた気がする。一番よかったのが日本人二人が参加したショーソン。それでも、アンサンブルの練習不足は目をおおうべくもない。石上さんはいい音色をしている。休憩時にコーヒーを飲んでいたら、とても痩せた浅田彰氏を見かけた。帰りがけに北新地の古レコード屋さんで、「Spanish Music of Travel and Discovery」(1492年前後のスペインの音楽シーンを再現しているvirginからの一枚)とカザルス・アルバム10枚組を買う。どちらも1000円!