2013年6月28日金曜日

Jordi Savall

ゆうべは、アウディトリにジョルディ・サバル(サバイというのがカタラン語の発音らしい)の演奏会「マニフィカートとユビラーテ」を聴きに行った。カタルーニャ王立合唱団 La Capella Reial de Catalunya の25周年記念の一連のコンサート「El So Original」の最後ということ。演奏は、合唱団とコンセール・デ・ナシオン、そしてサバルのやっている音楽アカデミーの優秀者たちが独唱であった。9時から始まって、11時半に終わるというプログラムで、リュリ《ユビラーテ・デオ》LWV77/16、バッハ《管弦楽組曲第3番》の序曲、ヘンデル《ユビラーテ・デオ》HWV279、休憩があって、バッハ《管弦楽組曲第3番》のアリア、ヴィヴァルディ《マニフィカート》RV610-1st ver.、バッハ《マニフィカート》BWV243であった。何と盛りだくさん!何と素晴らしい演奏!正確、繊細かつ感情豊かで、フォルテの箇所でも決して音が濁らない。極上の瞬間である。以前にパリで聴いた時より、サバルの解釈は単純になり、簡素になり、しかし説得力を増した。

2013年6月26日水曜日

La Sagrada Família

なんとバルセロナに来てほぼ3ヶ月目にしてやっと本日サグラダ・ファミリアに行きました。キッチュだの何だのと批判もあるようですが(ピカソは大嫌いだった ― ガウディ本人も ― らしい)、それにもかかわらず(今まではそれでちょっと敬遠でもあった ― 並ぶし)、やはり素晴らしい。荘厳とか、そう言うのと違って、明るい。しかしまた、すごい異様さである。でも暖かい。「人々のための聖堂」というのがよくわかる。中はまさしく深い森林のよう。
ステンドグラスとオルガン。


そして、ガウディ生前に唯一完成していた生誕のファサード。繁茂する植物の中にイエス生誕の物語が語られる。



下の方には、亀もカエルもいます。

そして、後から知ったのだが、なんと今日はガウディの誕生日だった!

2013年6月25日火曜日

スペイン村

というわけで、今日は休日なので、モンジュイックの麓にあるスペイン村 Poble Espanyol に行って来た。スペイン各地の典型的建築が原寸大で再現されている村である。人も少なくなかなかよかった。特にロマネスク修道院のあたりは、バルセロナ市内を見渡す高台にあって、そのちょっと上には(まだ成育中の)地中海農園(?)もあり、ゆっくりできました。



Sant Joan

今日24日はサン・フアン(サン・ジョアン)の祝日である。夏の始まりと言うことらしい。昨夜の晩は真夜中過ぎまで花火や爆竹がものすごかった。何しろ、この頃になるとあちこちで下のような「爆竹屋」(それも市営?)が出て、老若男女が買うのである。

そして、伝統的にこの晩にはコカという菓子パンを食べ、カバ(カタルーニャのシャンペン)を飲む。コカはこんなのでした、入れ物がおしゃれだね。

サン・ホアンとはバプテズマのヨハネのことだという。町内の祭りもあり、この間のサン・ジョルディの日も祭りの場所であった近所のサン・ラモン・ノナット教会の前の通りでは、コカ祭り(?)やバンドなども出ていた。

2013年6月20日木曜日

ブルース・ウィリス

ここバルセロナのマンションに住むようになって、まず電話を引くことから始まって、いろいろな故障もあり、たくさんの職人さんにお世話になりました。ところで、そのような「よくできる」バルセロナの技術者さんたちの共通の特徴に気付いたのでした:それは……、みながみな、ブルース・ウィリス「くりそつ」ということなのです。電話屋さん、屋内の照明を直しに来た電気屋さん、食洗機を修理に来た技術屋さん、戸棚の把っ手を直しに来た家具屋さん……、みんな。なぜでしょう?(下の写真はウィキメディア・コモンズから。)

2013年6月17日月曜日

Caixa Forum

スペイン広場にあるカイシャ・フォーラムに「ジャポニスム展」を見に行って来た。マルコ・ポーロの日記から始まって、実にたくさんの展示。天正少年使節を迎えるスペイン国王の絵や、長崎26聖人殉教の油絵もあった。そして、パリに勝るとも劣らないバルセロナのジャポニスムの物品の数々、絵画、彫刻、版画、書籍、家具、また多くのコレクション。バルセロナ侮り難し(笑)。モンポウの蔵書の中にもかなりの数の日本芸術に関する本があったが、このあたりにも関係がありそうだね。これは展示の一部。彩色写真ですね。

そして、売店で面白いCDを発見し、購入。RZというドイツのレーベルのものが結構あり、そのヌオヴァ・コンソナンツァのものとシェルジ(平山美智子さんが歌っておられます)のもの、そして他にフランシス・ピカビアの「アメリカの乳母」というCD(まだ聴いていないが、朗読?インタビュー?)。そして、パスカル・コムラードの2006年のアルバム(Espontex Sinfonia と題されているがバルセロナで出ている)と Putumayo World Music というところのフレンチ・カリビアン・アルバム。

2013年6月13日木曜日

ラローチャとアドルフ・プラ

一昨日はアリシア・トーラさんの自宅、すなわちアリシア・デ・ラローチャの旧宅にお邪魔して、またいろいろと資料を見せてもらったりした。高級住宅街のマンション最上階全体を占めていて、さまざまな本、レコード、トロフィー(&子犬が一匹)などなどに囲まれて、専門家二人と大量の資料整理の仕事を続けているそうだ。《イベリア》についての博士論文を書いているという学生さんも一人いた。そして、今日はやっとアドルフ・プラ氏と連絡がついて、彼がもう一人の映像作家と一緒にアウディトリで開催しているモンポウとガウディについての「光の音」という展覧会を案内してもらった。そのポスターになっているのが例のサグラダ・ファミリアの前でポーズするモンポウである。
プラ氏のモンポウ解釈は、なかなか面白く、共感する点も多々あり、これについては、彼の書いたテクスト中心の展覧会カタログを買ったので、これを読んでまた考えてみようと思う。彼はまたモンポウのピアノ曲全集もCDで出しているピアニストでもある。(そして、コルテスさんのもとで博士論文を執筆中の学生でもある!)