2009年7月15日水曜日

音楽文献室

音楽文献室に楽譜を返しに行ったら、テーブルに小さな印刷物が。AVライブラリーと共同で利用促進のための情報誌(?)を発行しているのだそうな。そこに、グリコ「ドロリッチ」のCMにラヴェルの《ラ・ヴァルス》が使われていることが紹介されていた。それで思い出したのだが、このCMを最初に聴いた時、鳴り出した音楽はサン=サーンスの《動物の謝肉祭》の「水族館」(だったかな?)だと思ったのでした。最初の3つの和音は全く同じです。そして、またサン=サーンスの和音が一種独特で、それはニーデルメイエール校でグレゴリオ聖歌の和声付けを勉強したからだ、とどこかに書いてあったのを思い出しました。これで、なるほど、と思ったのは、サン=サーンスの《ピアノ協奏曲第二番》の中のあるパッセージです。どこにも行かないような不思議な和音構成。また後ほど(時間があったら)、楽譜入りで説明します。