2013年12月27日金曜日

星の巡礼と詩人

日本人学校バザーで50センチモで買ったパウロ・コエーリョ『星の巡礼』(角川文庫)、日本語図書館で借りた金子光晴『詩人』(講談社文芸文庫)読了。現実世界の裏にもうひとつ別の(真の精神)世界がある、というのは魅力的なのだろう。そこにロードムービー的要素が絡まれば無敵だ。ファンタジーの要素も好きな人間にはたまらなかろう。しかし、ひっきょうそれだけだ。金子光晴は詩人としては買わないが散文作家としては面白いかも。しかし『こがね蟲』を富永太郎が評価していたとは知らなかった。