2010年2月2日火曜日

胃カメラ

芥川は、どんな地獄の責め苦もしばらくすると慣れるといい、安吾は、同じことの繰り返しの退屈さこそが責め苦であると述べているが………、こればかりは、どうしても慣れないような気がする……。しかし、いろいろといじられ、ふくらまされて、苦しい胃袋(まさしく「ふくろ」である)が、楽になるとき、何という安堵感だろう。心身問題など吹っ飛んでしまう。