2011年9月4日日曜日

歌舞伎

久しぶりに歌舞伎を見に行った。大阪松竹座の九月大歌舞伎。特に團十朗の富樫と海老蔵の弁慶という親子取り合わせの『勧進帳』は見もの。
しかし早めに着いてしまったので、なんば・心斎橋観光 (^_^)
これは有名なグリコの看板。ぼくの後ろの橋が道頓堀にかかる橋。
そのそばの大きなカニ。いつもは動いているのに今日は動いていない、と思ったら……

ということでした。そして

もう少し東に入ると、このおおきなタコ。これが上海万博まで行ったのでした。ここは「コナモン・ミュージアム」です。
というわけで、時間をつぶして、劇場に入ったが、何しろ入り口には非常に多くの人々がつめかけていて、開場と同時に殺到するものだから、大変な混雑。そのくせ入り口は狭く(モギリの人手不足か)、けっこう危険状態で、少々改良の余地ありと思われる。
演目は『華果西遊記』、『勧進帳』、『幸助餅』。最初はスペクタクル、二番目は伝統、そして最後は人情喜劇というバラエティに富んだ、飽きさせないプログラム。楽しめました。『勧進帳』は能の『安宅』をもとにしているので、随所に能を思わせる音楽があり(能管に大鼓、小鼓など)、そこに7丁の三味線で長唄を絡めて歌舞伎にしているわけで、ふと思ったのは、これはシューベルト《さすらい人幻想曲》をピアノコンチェルトにしちゃったリストの編曲みたいなものか、あるいはブラームス《ピアノ四重奏曲》を交響曲にしたシェーンベルクか、どんな比較が成り立つかな、などいうことでした。やはり海老蔵の存在感は(なんやかんや言っても)確固としてあるね。
遅くなったので、大阪に一泊。グランヴィア。部屋から例のステーションシティの上部が見える。空中庭園はもっとすごいのかと思ったら、案外ちゃっちい。(写真見えますか。)