2011年9月9日金曜日

松下悦子ソプラノリサイタル

大学院の会議に今出川へ行った帰り、松下先生のリサイタル(いずみホール)に行って来た。「月のある風景」と題して、月に関係のある、シューベルト、木下牧子、清水肇、ヴォルフ、シェーンベルクらの作品を集めたもの。しかし日本語の歌の問題は、どうしてもピアノ伴奏歌曲のスタイルが、伝統的(木下)でも前衛的(?清水)でも、ちぐはぐな感じがするところだろう。必然性(?)が感じられないのだ。その点、ヴォルフは素晴らしい。やはり、どうしてもエクセントリックだね。そしてシェーンベルク。同じ曲目を奈良ゆみさんも最近歌ったのだが、松下さんのはちょっと「お行儀」が良すぎたかな。