2011年9月22日木曜日

朝鮮民芸論集

浅川巧『朝鮮民芸論集』(高崎宗司編、岩波文庫)読了。「正しき工芸品は親切な使用者の手によって次第にその特質の美を発揮するもので、使用者は或意味での仕上工とも言い得る。……然るに如斯工芸品は世に段々少なくなる傾向がある。即ちこの頃の流行は器物が制作者の手から離れる時が仕上がったときで、その後は使用と共に破壊に近づく運命きり持っていない」。卓見である!また韓国に行きたくなってきた。それも田舎に。