2011年5月21日土曜日

十字架の聖ヨハネ

十字架の聖ヨハネ Saint Jean de la Croix (スペイン語では、San Juan de la Cruz)は、モンポウの《ひそやかな音楽(沈黙の音楽)Musica callada》に引用があるので知り、その後歌曲にも《魂の歌 Cantar del alma》があって、名前を知ったのだが、ちゃんと知ろうと思い、いろいろ調べている。彼の詩はキリスト教神秘主義の一つの精髄のようだ。フランスから Le cantique spirituelLa vive flamme d'amour を取り寄せる。日本語訳もあるようで、それは何と我が家のお隣、西宮のカルメル会修道院が翻訳・出版しているもよう。しかし、まずはフランス語訳で読んでみようと思う。モンポウが引用しているのは、『精霊讃歌』の中からのようだ。《魂の歌》の詩はどうも『暗黒の夜 La Nuit obscure』にあるようなのだが、なんとフランス語訳は絶版で手に入らない。うーむ。