2011年5月24日火曜日

Livre de l'intranquillité

ペソアPessoaの Livre de l'intranquillité (これは仏訳。原題はLivro do Desassossego)を読んでいる。フランスにいた時にすでに持っていたが、これもやはりモンペリエで水没してしまったらしい。もともとは二巻本だったのだが、最新版は一巻にまとめられ、未刊行の文章なども収められている。日本語の訳もあるらしいが未見。タイトルは『不穏の書』となっているが、これはどうか。英訳はThe Book of Disquietらしい。いずれにせよ、ポルトガル語でもペソアの造語らしいので、「不穏」というやや政治・社会的なニュアンスのある、それもすでに存在する語よりは、何か作ったらどうか。しかし、なかなか思いつかない。「不安静」とか?「不静」というのもいいか?「不静の本」。ふむ、悪くないかも。