2011年11月21日月曜日

押韻

またまた『鶉衣』に押韻詩の例が。

木曾路に仮の旅とて別れしが 武蔵野に長きうらみとは成りぬる[留]
呼べばこたふ松の風 消てもろし水の漚(あわ)
わすれめや 茶に語し月雪の夜
おもはずよ 菊に悲しむ露霜の秋
庵は鼠の巣にあれて 蝙蝠群て遊
垣は犬の道あけて 蟋蟀啼て愁
昔の文なほ残 老の涙まづ流
よしかけ橋の雲にかゝらば 招くに魂もかへらんや不

「驢鳴の挽歌」