2011年11月24日木曜日

パリ・コミューン

H・ルフェーヴル『パリ・コミューン』(河野健二・柴田朝子・西田長夫訳、岩波文庫)読了。パリ・コミューンがその原動力の一つに「地方主義」、「地域主義」をもっていたことを初めて知った。そしてまた同時に地方に(マルセイユ、トゥールーズ、リヨン、サン=テティエンヌ、ル・クルーゾー、ナルボンヌ)コミューンがあったことも。ドビュッシーの父親はコミューンに参加していたので、地方の問題を身近に感じていたかもしれない。そこからセヴラックへの共感への遠因になったと言えなくもないか。