昨日は、MNAC すなわち Museu Nacional d'Art de Catalunya に行って来た。Ayer fuimos al MNAC.
カタルーニャ・ロマネスク美術の殿堂である。ピレネー地方の小さな教会堂たちから集めて来た壁画を教会堂の形そのまま再現している。一番有名なのが、タウイのサン・クリメン教会のパントクラトール(全能の造物主)荘厳なるキリスト。Pantocrator de Sant Climent de Taüll.
ロマネスク の部には、他にもたくさん素晴らしいものがある。
しかし、次からはゴチックの部。というのも音楽(楽器)の図像にちょっと注目したからで、ロマネスクにはそれは全くなかった。ゴチックの部には、聖母像の中に楽器がたくさん見られる。次のものはもっとも多様な楽器が描かれている。右上にプサルテリウム、左下にはポータブル・オルガン。
そして、これはリベラル・アーツの図像。自由七学科。一番右端が「音楽」で、最初はなぜトンカチ持っているのかと思ったが、ピュタゴラスが協和音程を発見したのがハンマーでかなとこを打っている音を聞いたのがきっかけだ、というエピソードを描いているのだ。
これがその部分の拡大。