2011年9月26日月曜日

也有の四行詩

絶句にまねたらしい。『鶉衣』を読んでいたら出て来た。

たれ雑炊に落葉たきぬる
すゝけし昔とへどこたへず
われわれ鍋の世をのがれなば
よし綴蓋の汝とあそばむ

1、2、4行目が韻を踏んでいる。押韻詩の試みがこんな昔にあったとは!(しかし、蕪村とかにもあったような……。)

2011年9月22日木曜日

朝鮮民芸論集

浅川巧『朝鮮民芸論集』(高崎宗司編、岩波文庫)読了。「正しき工芸品は親切な使用者の手によって次第にその特質の美を発揮するもので、使用者は或意味での仕上工とも言い得る。……然るに如斯工芸品は世に段々少なくなる傾向がある。即ちこの頃の流行は器物が制作者の手から離れる時が仕上がったときで、その後は使用と共に破壊に近づく運命きり持っていない」。卓見である!また韓国に行きたくなってきた。それも田舎に。

2011年9月21日水曜日

レコ芸

『レコード芸術』10月号で、ゆみさんと録音した『セヴラック/歌曲と古いシャンソン』が「特選盤」に選ばれました(ちなみに、特選盤全体紹介のページでは「古い歌曲とシャンソン」になっています w)。

中野慶理ピアノリサイタル

昨日は台風接近の中、大阪いずみホールで中野先生のリサイタル。演奏活動30周年ということで、お得意のレパートリー。ラフマニノフ、シマノフスキー、プロコフィエフ、休憩を挟んでスクリャービン。シマノフスキー《エチュード》作品4は初めて聴いた。なかなか面白い。やはり圧巻は最後のスクリャービン《エチュード》作品8全曲でしたな。これほどロシアもの(?)を安心して聴けるピアニストは日本には珍しいのでは?しかし、そんな熱演を前にして、寝ている御仁やいちゃついているカップルも……、いやはや。今度は中野先生に Vers la flamme を弾いて欲しいですね。

2011年9月20日火曜日

Allain Gaussin

Allain Gaussin から合宿中に突然電話。また大阪音大で作曲法集中講義で来ているので、会いたいと。というわけで、昨日大阪梅田で会いました。京都フランス音楽アカデミー再編の話。彼の Ogive のプロジェクトの話。やはりフランスは全体的にお金がないのですね。なかなか文化的な事業は難しい。彼は来週には東京に行って、大使館の文化担当と直接話をすると言っていた。

2011年9月15日木曜日

ノエル・アクショテ

ノエル・アクショテの『ピンク・レディー』を聴いた。ギターで弾くとこんなになるのか、全然別の曲のようです。リュック・フェラーリとアクショテとのやりとりも聞いたが、なかなか面白い。どうもフェラーリにピンク・レディーも聴かせていたらしい(笑)。そして、今度はジェズアルドのマドリガルのアルバムを作るそう。楽しみである。

2011年9月9日金曜日

松下悦子ソプラノリサイタル

大学院の会議に今出川へ行った帰り、松下先生のリサイタル(いずみホール)に行って来た。「月のある風景」と題して、月に関係のある、シューベルト、木下牧子、清水肇、ヴォルフ、シェーンベルクらの作品を集めたもの。しかし日本語の歌の問題は、どうしてもピアノ伴奏歌曲のスタイルが、伝統的(木下)でも前衛的(?清水)でも、ちぐはぐな感じがするところだろう。必然性(?)が感じられないのだ。その点、ヴォルフは素晴らしい。やはり、どうしてもエクセントリックだね。そしてシェーンベルク。同じ曲目を奈良ゆみさんも最近歌ったのだが、松下さんのはちょっと「お行儀」が良すぎたかな。