2013年4月29日月曜日

Ruiseñor

この Collblanc のマンションに引っ越して来たら、朝の夜明け前、夜の日没頃に非常に美しい声で夜鶯 ruiseñor が啼くのである。パリでは、たいてい日没に啼いていた(でも、バスティーユのゆみさんの家では、朝に啼いていたなあ)。アレジアの辺りを夏の暮れなずむ夕方に散歩していると、妙なる響きが聞こえて来ていた思い出がある。スペインでは、もちろん思い起すのは、グラナドスだね。これこれ、http://www.youtube.com/watch?v=V9lAaB02SxU

2013年4月27日土曜日

Fundació Frederic Mompou

Fundació Frederic Mompou フラデリック・モンポウ財団に行って来た。Audenis という楽器店があって、日本人学校で使うタンバリンが買えるというので行ったついでに、クララ・ジャネスの再刊本がないか訊いてみたところ、ここにはないがモンポウ財団にある、といって、そこのラウル君というのが連絡先をくれたのだった。月曜日から金曜日の午前中はいつでもあいているのでどうぞ、というので、今日初めて行ってみたのである。場所はグラシア通りがディアゴナルとぶつかるちょっと手前で、モンポウが亡くなる前、11年間そこに住んでいたのだと言う。彼の没後は、奥さんがやはり亡くなるまで住んでいた。ディレクターのベルタさんと、プレジデントのホアン・ミリャ氏が快く迎えてくれた。Clara Janés, La vida callada de Federico Mompou は、1975年の本の再刊だが、モンポウの自筆の訂正の入ったピアノ演奏論のタイプ原稿のファクシミリやら、《橋》の自筆譜、また他の色々な写真など豪華な付録がついている。いろいろなお話しもできたし、収穫は大きかったのであった。

2013年4月26日金曜日

Portal Miralles

マリア=クリスティーナの近くのお宅を訪問し、その帰り道、トラムに乗るために歩いていたら、偶然、ガウディの作品に出くわした。後で調べてみると、ミラーリェス邸の石門 Portal Miralles というものらしい。

門の下には、ガウディ本人の銅像が立っていた。
 下から見上げると、こうなっている。

2013年4月24日水曜日

アウグスティヌス

宮谷宣史『アウグスティヌス』(講談社学術文庫)読了。アウグスティヌスの仏訳の本を見ると多く論争のものがあったのが、なぜだかわかった。ドナトゥス派(donatisme)やペラギウス派(pélagianisme)との論戦に彼は多くを費やしたのだった。『告白』は素晴らしい本だが、『神の国』も読んでみたいと思った。その他、先日、バルセロナ日本語図書室に行った時に家人が、やなぎもとなお『毎日がバルセロナ』(東京創元社)を借りて来たのを「又借り」して読んだ。

2013年4月23日火曜日

Sant Jordi

Dia de Sant Jordi, Ramblas de Catalunya. 今日はサン・ジョルディの日、本と薔薇を送り合う日である。本屋さんと花屋さんがどこにでも出ている。ランブラ・デ・カタルーニャは特に凄い人出。そこにお目当ての、Boileau 書店(ボワローとは読まないのかな。ボイロー?福島さん、教えてください)の出店があって、楽書と楽譜を手に入れる。
 こちらはどこかの子どもの本の書店。
こちらがボワロー書店。
そこで買った楽書が、 Col•lecció Compositors Catalans Núm.5 の Eduard Toldrà (執筆者は、Manuel Capdevila, Cèsar Calmell), Boileau, 1995とAntoni Rossell, Els Trobadors Catalans, DINSIC, 2006 (CD付き)の二冊。楽譜は、Els Segadors, Cançó popular catalana (これは何と中には、Himne nacional català とあって山積みになっていた、写真でもわかりますね。)、Camella Fábrega, El Mestre, canço popular そして、 Fábregas Santamaria, El Sereno Cançons per jocs d'infants の二曲目らしい)の三つ。
そして、またちょっと歩いていると、なんとCAOC (Cercle d'agermanament occitano-català) という団体が小さいスタンドを出していて、面白いCDをたくさん置いていたので、買ってしまった。これはラングドック(オクシタニー)地方とカタルーニャ地方の地方文化保護団体みたいなものだろうか。Troubadours Art Ensemble (Gérard Zuchetto) というアンサンブルの二枚組、Mistèri de Nadau (Pastorale gasconne de noël)、Psaumes protestants de la renaishença occitana、La Talvera : Dançadas (Danses occitanes de l'Albigeois, du Rouergue et du Quercy)、Chants des marins de méditerranée (1. Le golfe du Lion) というもの。なかなか楽しみである。

2013年4月19日金曜日

Casa de Toldorà

Casa de Eduard Toldorà.  エドゥアール・トルドラの家、たまたま町中の道を歩いていて見つけた。(発音は、エドゥアルトかもしれない。)


トルドラ(1895〜1962)は、ヴァイオリニスト・指揮者・作曲家で、バルセロナの音楽院で教えたり、市立オーケストラの指揮者であったりした。芸術上のカタルーニャ主義、ノウセンティスム Noucentisme (これも発音はあやしい、もっとカタラン語を勉強します(汗)の音楽における推進者でもあったらしい。バルセロナの作曲家たちが集まった「8人組」のひとり。このグループには、モンポウも参加していたし、他にもブランカフォルト、ロベルト・ゲラルトもいた。

2013年4月15日月曜日

Palau Reial de Pedralbes

日曜の朝なので、近くのペドラルベスの王宮に散歩に行って来た。
これは、入り口。
正面の噴水の裏側(いづ撮影)。

途中の散歩道。何と竹やぶがあり、竹の子が芽を出していました。

王宮本体。装飾美術館ということだが、移転中で閉まっていた。その真ん前にある彫像がこれ。

アルフォンソ13世を抱くマリア=クリスティーナということ。
その横には、瀟洒な庭園が。しかし高い松の樹や、飛び交う鸚鵡(?)などが南国である。

2013年4月8日月曜日

Sardana

カテドラル前のサルダーナ。コブラの音楽にのって、日曜日の昼間に大勢の人で踊られる。Sardana devant la Cathédrale à Barcelona.











2013年4月6日土曜日

バルセロナ到着

月曜日にバルセロナに到着して、その後、スペイン携帯電話を手に入れ、今後住むことになるピソを見つけ、サン・クガットの日本人学校に行き、領事館で在留届を出し、……と休む暇なしに動き回っていました。
到着後、一時的に今現在住んでいるピソの入り口。なんたる重厚さ!
今日は、少し外を歩き、カタルーニャ音楽堂を見ました。
そして、これは凱旋門。