2019年12月17日火曜日

拙著『デオダ・ド・セヴラック』についてのアマゾン評

拙著『デオダ・ド・セヴラック』についてのアマゾン評(以下にスクショを載せます)を目にして驚いた。でも良く考えてみると、これは私の書き方が余りに自分の経験を嬉しげに書いたものだったので、この批評子に「ひけらかし」と思わせるような羨望を催させたのだと思った。そして吉田秀和さんが評価してくださったのも、その「嬉しさ」「楽しさ」だったとも思う。ある意味で私の「喜び」が、悪意のある読者にも吉田秀和氏にも、そのまま伝わったわけだから、私の書き方は成功だったのだ。
またフランス語が読めれば十分というのもこの批評子の言うことは正しい。セヴラック関連の文献資料を十分に読んでいただければ、私の経験以外の情報は伝わると思う。そしてそのことは森鴎外の史伝についても同じで、渋江抽斎関連の資料を十分に読みこなせれば、森鴎外史伝の伝えるそれらの情報を得ることは可能である。
ここで鴎外について言及したのは、私が後書きには書いたのだが、批評子もそして吉田秀和氏も気付かなかったモデルの問題があるのであるが、これは謎解きの楽しみにとっておいてください。

2019年10月12日土曜日

フェラーリ・シンポ

10月20日の午後に大阪大学でフフェラーリ生誕90周年記念シンポジウムが開催されます。
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2019/10/04/173654
日本音楽学会第70回全国大会の一環です。私がコーディネーターを務めます。
全国大会全体のプログラムはこちら。
http://www.musicology-japan.org/activity/program2019.pdf
概要はこちら。
http://www.musicology-japan.org/activity/activity_main.html

2019年9月17日火曜日

セシル・テイラー

権利関係など様々な難関を克服して、ついに10月29日(火)満を持して上映・講演行われます。
リュック・フェラーリ「大いなるリハーサル」シリーズ最終作『パリのセシル・テイラー』!!
http://d-live.info/program/movie/index.php?c=program_view&pk=1567646349

2019年8月2日金曜日

音楽史の中のベルギー第2回

音楽史の中のベルギー第2回シンポジウムのチラシが届きました。12月14日(土)国立音大です。とても楽しみ。日本初演もあるよ。入場無料!

2019年4月25日木曜日

音楽史の中のベルギー

日本音楽学会支部横断企画「音楽史の中のベルギー」第1回「ベルギーとヴァグネリスム」に登壇します。7月20日(土)同志社女子大学今出川キャンパスです。入場無料。

2019年4月22日月曜日

復活祭

昨日の日曜日は復活祭の礼拝でした。礼拝後の愛餐会でピアノを弾きました。《月の光》は義父の葬儀でも演奏しましたが、復活祭にちなんで「死は終わりではない」という教えを思いました。

ドビュッシー《月の光》
https://youtu.be/TPiAfw1ezDI

モンポウ《歌と踊り》第6番
https://youtu.be/a0y5Q1ARiiM

2019年4月15日月曜日

第5回プレスク・リヤン賞2019

ついに第5回プレスク・リヤン賞2019の応募作募集が始まった。日本語が解る人には以下のサイトから詳しい応募方法の説明が得られます。
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2019/04/11/001831

フェラーリ『大いなるリハーサル』フェスティバル

5月に同志社大学寒梅館でリュック・フェラーリ生誕90周年記念、『大いなるリハーサル』4作字幕付一挙上映&講演会が催されます。私も二日間お話いたします。字幕の監修もいたしました。
https://www.doshisha.ac.jp/event/2019/0415/event-detail-3435.html

2019年3月29日金曜日

井口淳子『亡命者たちの上海楽壇』

井口先生新著(井口淳子『亡命者たちの上海楽壇)読了。とても面白かった。上海は、富永太郎がわざわざフランス語を学ぶため(?)に行っていて、不思議に思っていたのだが、当時の日本人にとっては隣の国にあるヨーロッパだったわけだ。フランス語新聞がこれほどきちんと発行されていたとは知らなかった。そこで音楽評論を書いていたというグロボワなる人物に興味を持ってちょっとネット検索してみたが、春画にかんする本の著者としてたくさん出て来る。徒然草の翻訳などもあるようで、日本語ができたのだろうか。フランス側からの資料など探ると面白いことが出て来そうである。ロシア側の探索などもこれからどんどん行われるだろうし、非常に興味深い領域がこれから開かれて来るのを垣間見せてもらった快い興奮がある。
ちなみにこんなものもあった:
http://cths.fr/an/savant.php?id=104652#

2019年2月21日木曜日

モンポウ《歌と踊り第4番》

久しぶりに自宅ピアノを調律した嬉しさに録画・録音したのだった。Frederic Mompou, Canço i Dansa, Núm.4 フラダリック・モンポウ《歌と踊り第4番》。
https://youtu.be/z1D1LUU0-4U