追加情報です。パリ郊外のシャンピニーでも。
2020年2月24日月曜日
2020年1月25日土曜日
ゆみさんの《ピエロ》
というわけで、1月18日に大阪はモーツァルトサロンにて、奈良ゆみさんのソプラノ、谷口敦子さんのピアノ、その他の器楽伴奏で、シェーンベルク《月に憑かれたピエロ》と《ブレットル・リーダー》を聴いたのの感想を書く。
実を言うと、昨年には京都のゲーテ・インスティテュートでやはり同じ曲を聴いていた。こちらは九条山アンサンブルの演奏で。どちらも素晴らしかった。しかし比較してみると、ゆみさんの《ピエロ》の方がより後期ロマン派の香りを漂わせていた。《ピエロ》というと「現代音楽の始まり」的な、「無味乾燥な無調音楽」のような印象で構えてきかれがちなので、そう言う意味では「現代音楽」的な響きは九条山アンサンブルの方にあり、それと比べてゆみさん《ピエロ》は、マーラーの衣鉢を継ぐシェーンベルク、《浄められた夜》からの流れを実感できたのだった。
そのような意味で、普通はポピュラーに近い、キャバレーソングの《ブレットル・リーダー》の方が聴き易いと思われるのだが、実際には、その晩には、こちらの方がむしろ「難しい」音楽であった。というのも、もちろん調性音楽という意味ではその和声は耳に快いかもしれないが、世紀末ベルリンのキャバレーソングの「文法」については我々は殆ど無知であり、なぜこの曲で、この歌詞で、この音楽なのかというのがそれほどしっくり腑に落ちるものではないのだ。
2020年1月16日木曜日
日本音楽学会西日本支部例会(2月1日)
来る2月1日(土)同志社女子大学今出川キャンパスで日本音楽学会西日本支部例会が行われます。内容は先日の日本音楽学会全国大会でのリュック・フェラーリ・シンポジウムの続きです。登壇者もまったく同じです。例会は予約不要、入場無料、気が向いたらふらっときてください。
2020年1月1日水曜日
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