2009年9月26日土曜日
淡路島
淡路島側から見た明石海峡大橋。向こうに見えるのは神戸の街。神戸は港と山が近いところ、その間にビルや高速道路が林立するところが、ニースとよく似ているといつも思います。(ただしもちろんニースに淡路島はありません、念のため。つまりこちら側の眺めはない。)
2009年9月14日月曜日
水琴窟
これについては、Revue d'Esthétique に書いた論文 "Le paysage japonais à travers Cage" で述べたように、以前は「悪趣味」として否定的だったが、最近はそれほど悪くないかとも思うようになった。(江戸時代の文化に「悪趣味」はつきもの?)西宮の大谷美術館の庭で発見。日本の伝統的環境音楽。
Allain Gaussin
突然メールが来て会いたいというのでゴーサン氏と会った。大阪音大で作曲法や管弦楽法を大学院生に夏期集中で教えている。いつもは7月だが、今回はなぜか9月という。呼び出しは何かというと、彼のいくつかのプロジェクトに手を貸して欲しいということ。話をしていて、芸術家として自分の世界の実現にこれだけいつまでも熱意を持っていられる(当たり前か?)のにふと感心したりした。
2009年9月13日日曜日
sujet pensant
Jimenez は、芸術がそれとして論じられるためにはそれを対象とする主体(sujet pensant)が必要である、と言う。それを準備したのがデカルトであると。そこでふと思うのは、まだパリに住んでいた時、娘たちがピアノやヴァイオリンを習っていた、あの先生達のことだ。ムフタール下のドミニック(ピアノ)とか5区のコンセルヴァトワールでヴァイオリンを教えている日本人の先生(名前を失念した)。彼女達はぼくが音楽の専門家であることを知ってか知らずか、一度として専門的な話をしたことはない。つまりは(もちろん子供相手ということもあろうが)技術の伝授に専念していたわけだ(ヴァイオリンではスズキメトードを使っていたが、これはその方法の最たるものだろう)。音楽をやるのに、sujet pensant の「考える penser」の部分はいらない。これは実はルネサンス以前の「arts mécaniques」の考え方と同じだ。芸術家 artiste ではなく職人 artisan。
そして、そのような音楽のあり方にいらだちを覚えているのが原因で(多分)、大阪音大の井口先生は今度の音楽学会全国大会で「大学における音楽学」シンポジウムを考えたのだと思う。10月24日、25日に大阪大学で催されるが、そのシンポジウムには井口さんやぼくの他、青柳いづみこさんや民族音楽の谷君も参加する。ぜひご来聴を。
いやそれで言いたいことは、音楽の演奏専攻の学生が音楽学をまじめに学ばない、というのがこのシンポジウムで問題となるのだが、実はそれは音楽の芸術としてのステータスの歴史に根ざしているのではないか、と思ったということ。
そして、そのような音楽のあり方にいらだちを覚えているのが原因で(多分)、大阪音大の井口先生は今度の音楽学会全国大会で「大学における音楽学」シンポジウムを考えたのだと思う。10月24日、25日に大阪大学で催されるが、そのシンポジウムには井口さんやぼくの他、青柳いづみこさんや民族音楽の谷君も参加する。ぜひご来聴を。
いやそれで言いたいことは、音楽の演奏専攻の学生が音楽学をまじめに学ばない、というのがこのシンポジウムで問題となるのだが、実はそれは音楽の芸術としてのステータスの歴史に根ざしているのではないか、と思ったということ。
2009年9月10日木曜日
打出
2009年9月8日火曜日
国際教養学科の
国際教養学科から頼まれて今秋から開講する「西洋芸術論」のために、Marc Jimenez, Qu'est-ce que l'esthétique ? , Gallimard (coll. folio essais), 1997 を読み直している。というよりも、この本を2、3年前に読んで、その要領の良さに感心したので、これをネタに授業をしようと思ったのだった。Jimenez という人は、パリ1の芸術論の先生のようだが、まだいるのだろうか?(パリ1と言えば、確か音楽には丹波明がいたはず。最近村上君から彼が丹波哲郎の実弟だと聞いて仰天。以後我々の間では「国際的うさんくさい兄弟ナンバーワン」(?)(笑)と言われている……。)
2009年9月7日月曜日
2009年9月5日土曜日
Ca y est !
La maison d'edition I... a finalement dit : oui ! Donc ils vont publier mon livre : l'Histoire de la folie dans la musique. Enfin...
2009年9月1日火曜日
フィリップと
フィリップと京都で再会。彼は京大の伊従教授の研究室で仕事をしている。ぼくも初めてそこを訪ねた。中国経由で到着のヤンと共同で使っているようだ。京大の前の喫茶店に行ったら、極東学院長のブノワ・ジャケが5才の娘と食事中だった。フィリップは良く知っていて、ぼくを紹介してくれた。と、そこへ何とニコラ・フィエヴェが!今年から学院に派遣されるとのこと。何年ぶりだろう……。
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