昨日は神戸映画資料館(新長田)で「ストローブ=ユイレ、ブレヒト、ワイマール期の音楽劇」ということで、ストローブ=ユイレの『今日から明日へ』とゲオルグ・ヴィルヘルム・パプストの『三文オペラ』を見た。講演は渋谷哲也氏と大田美佐子さん。初めて見るものばかり。ストローブ=ユイレは学生の頃渋谷で見た『アンナ=マグダレーナ・バッハの音楽帳』の印象が強く(チェンバロと音響のずれ、まるでモンティ・パイソンのようなバッハ=レオンハルト)、しかしそれよりも音楽に忠実なので安心して見ていられた、シェーンベルクの難しさは別として。『三文オペラ』は最初期のトーキーということで、無声映画時代のコンヴェンションが残っているのか、無言・不動のシーンがけっこう長く、違和感を持った。プロットも操作されていて、わかりにくくなったような気もする。渋谷さんの解説で、ストローブ=ユイレがブレヒト主義者だったということを聞いて、納得することしきり。映画の作りの解説もわかりやすかった。勉強になりました。
新長田は降りるのは初めて。会場に行く前に鉄人に会いに行きました。
夜は南京町。