2012年9月9日日曜日

重陽

今日は重陽。というと杜甫のこの詩を思い出す。

九日藍田崔氏荘

老去悲愁強自寛、
興来今日尽君歓。
羞将短髪環吹帽、
笑倩旁人為正冠。
藍水遠従千澗落、
玉山高並両峰寒。
明年此会知誰健、
酔把茱萸子細看。

来年はこのうち誰が残っているだろうかと思い、酔って一人仔細に「ぐみ」を見つめているのである。この解釈は吉川幸次郎の本で読んで、とても印象に残っている。