2013年1月11日金曜日

Rouart et Lerolle

Rouart et Lerolle et cie. セヴラックの本を書いた時に、この名前の楽譜出版社がよく挙がっていた。そして、最近ショーソンのピアノ作品を弾いていたら、その楽譜の解説に、ショーソンの義理の姉妹はアンリ・ルロルと言う画家の妻で、その娘たちがショーソンの作品の献呈を受けたとあり、またドビュッシーの《サラバンド》もそうだ、と。そして、もっと、おやっと思ったのが、ルノアールの有名なピアノを弾く姉妹の絵(下のやつ)のモデルも彼女(たち)だと言うのである。また、姉妹の一人が結婚したのが、画家のルーアールで、ときて「うーむ、これは」と思ったのである。そこで、この出版社についてちょっと調べてみると、以下のようにペトルッチのサイトに解説が。
Founded in 1905 by Alexis Rouart (1869-1921) through the purchase of the Paris publishers Meuriot, and E. Baudoux et Cie. Rouart acquierd the catalog of the publisher Louis Gregh in 1906-07. Jacques Lerolle (Ernest Chausson's cousin) was associated with him from 1908 and continued to run the firm after Rouart's death. After Jacques's death, his son Paul (1906-1972) succeeded him but ultimately sold the catalogue to Francis Salabert in november 1953.
というわけで、ここでは直接にルロルの娘と結婚したルーアールは出てこない。どういう関係なのだろう?