2013年3月28日木曜日

ルネサンスの神秘思想

伊藤博明『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫)読了。フィチーノとピコ・デラ・ミランドラ(本書では、ピーコ・デッラ・ミランドラ)の思想の違いがよくわかった。そしてまたフィチーノでは、要所要所に音楽が登場するのである。彼自身も卓抜な音楽家だったというのは初めて知った。しかし、致し方ないのだろうが、イタリアのことばかりで、他の国のことがほとんど全くない。それが残念。他の書物にあたる必要があろう。