2015年12月28日月曜日
京都での発表
パリ出張でリュック・フェラーリ関連人物たちにインタビューした報告を、19日(土)に日本音楽学会西日本支部例会、20日(日)に先端芸術音楽創作学会研究会で行いました。そのレポートがさっそくプレスクリヤン協会日本支局のブログに。
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2015/12/27/232326
2015年12月26日土曜日
ジェイ・ゴットリーブ、ピアノリサイタル Jay Gottlieb Piano Recital
ジャチント・シェルシGiacinto Scelsi《4つの挿絵 4 Illustrations sur la Métamorphose de Vishnou》(「挿絵」ではなくて「説明」かな?)、フランコ・ドナトーニFranco Donatoni《フランソワーズ変奏曲 Françoise-Variationen》、モーリス・オアナMaurice Ohana《自由な対位法のための練習曲Etude pour les contrepoints libres》(ジェイのために)、マグヌス・リンドベルイMagnus Lindberg《練習曲Etude pour piano》(ジェイのために)、ジョン・アダムスJohn Adams《フリギアン・ゲイツPhrygian Gates》、コリン・マクフィーColin McPhee《2台のピアノのためのバリの儀式音楽Balinese Ceremonial Music for 2 pianos》、プーランクFrancis Poulenc《2台のピアノのためのソナタSonate pour 2 pianos》。もう一台は谷口敦子さんでした。奈良ゆみさん、海老坂先生、細川周平さん、筒井はる香さんなどとお会いした。ジェイが話してくれたオアナについての逸話をどうしても思い出せない。確か、誰か作曲家を大変に誉めていたということだったような気がするが。それに対して、リゲティが最晩年にパリの11区に住みたがっていた、というのは覚えている。あと、ナディア・ブーランジェがあらゆる音楽を暗譜していた、というのも。
2015年12月25日金曜日
私のプレイエル売ります再び
昨日、古ピアノ・コレクションで有名な堺コレクションの山本宣夫さんにお会いして、うちのプレイエルを売りたいという話をしたら、「潜在的な買い手はつねにいる」「ネットで知らせてみては」というお話しなので、ここに再び。
私が2001年にパリから帰国したときに持ってきた、1910年製のプレイエル・ピアノを売りたいと思います。アクションはすべてパリのアトリエで当時の材料で調整済みです。保存状態はとても良好。日本でもマンションに置いて、普通に演奏していましたので、湿気などの影響はありません。お値段は応相談で。全長165cm。
2015年12月24日木曜日
2015年12月22日火曜日
奈良ゆみソプラノリサイタル@フェニックス
昨夜のゆみさんのリサイタルについて。
松平とメシアン、「愛はどのように響くのだろうか」と題され歌われる。
松平もメシアンも音楽の作りは、一本のメロディーから成っているヘテロフォニーと感じられる。松平の場合は、そこに多数の装飾音がつく。メシアンの場合は、そのメロディーに暖かい和音がついていて、そこにさまざまな付加音や鳥の歌がからまる。そして、ジェイのピアノはそのメロディーを朗々と歌い、ゆみのソプラノもまさに百花繚乱と歌うのだが、そこに微妙だったり豊かな音色の差異があって、ジェイのピアノとゆみの声が絡まりあって、飛んでいくという感がある。まさに比翼の鳥、愛の象徴だ。圧巻は「階段」の章だった。このescalierというのは、カトリック的には「はしご(ヤコブの)」ではなかろうか。天上の神まで昇っていくのである。昇っていった天上の plateau が最後の曲なのだ。
松平とメシアン、「愛はどのように響くのだろうか」と題され歌われる。
松平もメシアンも音楽の作りは、一本のメロディーから成っているヘテロフォニーと感じられる。松平の場合は、そこに多数の装飾音がつく。メシアンの場合は、そのメロディーに暖かい和音がついていて、そこにさまざまな付加音や鳥の歌がからまる。そして、ジェイのピアノはそのメロディーを朗々と歌い、ゆみのソプラノもまさに百花繚乱と歌うのだが、そこに微妙だったり豊かな音色の差異があって、ジェイのピアノとゆみの声が絡まりあって、飛んでいくという感がある。まさに比翼の鳥、愛の象徴だ。圧巻は「階段」の章だった。このescalierというのは、カトリック的には「はしご(ヤコブの)」ではなかろうか。天上の神まで昇っていくのである。昇っていった天上の plateau が最後の曲なのだ。
2015年12月14日月曜日
フェラーリ関連人物インタビュー
このたびパリ出張して、リュック・フェラーリ関連人物にインタビューを行いました。
ジャック・ブリソ Jacques Brissot
アレッサンドロ・メルクーリ Alessandro Mercuri とアンドレア・チェルノット Andrea Cernotto
ダヴィッド・ジス David Jisse
そして、フィリップ・ミュクセル Philippe Muxel の各氏でした。
みなさん、どうもありがとうございました。
Merci beaucoup tous !
2015年11月27日金曜日
今年のプレスク・リヤン賞
今年のプレスク・リヤン賞は、日本の梅沢英樹さんが優勝しました。おめでとうございます!!
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2015/11/26/185924
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2015/11/26/185924
2015年11月26日木曜日
2015年11月24日火曜日
2015年11月23日月曜日
ブランカフォルト財団によって紹介されました
私の「研究ノート、モンポウ/ブランカフォルト往復書簡」がブランカフォルト財団によって紹介されました。
https://manuelblancafort.wordpress.com/2015/11/21/el-music-japones-ryosuke-shiina-publica-un-estudi-sobre-la-correspondencia-mompou-blancafort/
https://manuelblancafort.wordpress.com/2015/11/21/el-music-japones-ryosuke-shiina-publica-un-estudi-sobre-la-correspondencia-mompou-blancafort/
2015年11月22日日曜日
2015年11月20日金曜日
Mâkhi Xenakis, Iannis Xenakis: Un père bouleversant
その間に Mâkhi Xenakis, Iannis Xenakis: Un père bouleversant, Actes Sud, 2015. を読んだ。これは Brunhild Ferrari がぼくにわざわざ送ってくれたもの。とってもよい本だ。クセナキスがますます好きになった。その他にこれまでには、ピエール=フランソワ・ラスネール『ラスネール回想録』(小倉孝誠・梅澤礼訳、平凡社ライブラリー)、『訳詩集 葡萄酒の色』(吉田健一訳、岩波文庫)、そのほか Léon Vallas の Debussy とか、Roy Howatt の Debussy in proportion とかいろいろ読んだけど、細かいのは忘れてしまった。
Prix Presque Rien délibération finie
昨晩は朝の2時まで(現地時間は18時)なかなか実り豊かな議論を重ねた。結果はすごい、驚くべきものだった。公式発表まで乞う御期待である。Hier soir, jusqu'à 2 heures du matin (18 heures à Paris) on a discuté bien, pour avoir un résultat étonnant.
2015年11月19日木曜日
2015年11月3日火曜日
2015年11月2日月曜日
2015年10月31日土曜日
業務終了
今日の大学業務終了。キャンパスねこちゃんがごあいさつ。さよーにゃらー。
Aujourd'hui le travail est fini. En rentrant, le chat me salue : au revoir, à mientôt !
Aujourd'hui le travail est fini. En rentrant, le chat me salue : au revoir, à mientôt !
2015年10月30日金曜日
2015年10月26日月曜日
2015年10月23日金曜日
「光の音」アドルフ・プラ ピアノリサイタル
12月12日(土)に神戸にてカタルーニャ音楽院のアドルフ・プラさんをよんでレクチャーコンサートを開きます。彼はモンポウの専門家で、今回は「光の音」と題した、ガウディ/モンポウの関係について、カタルーニャ性について、画像も交えて、面白いものになりそうです。
鈴木羊子スペインピアノ音楽コンサート
11月11日に同志社女子大で、バルセロナのピアニスト、鈴木羊子さんのコンサートがあります。私は解説をおおせつかりました。来聴歓迎、入場無料、事前申込不要、乞御期待!
http://www.dwc.doshisha.ac.jp/event_calendar/2015/11/
http://www.dwc.doshisha.ac.jp/event_calendar/2015/11/
モンポウ/ブランカフォルト往復書簡1
大学の紀要に出した翻訳とコメント「モンポウ/ブランカフォルト往復書簡」(の最初)がネットで見られるようになっていたので、ご紹介。最初の部分なので、「往復」と言いながらブランカフォルトの分しかありません。
2015年10月17日土曜日
我輩は猫画家である
南條竹則『我輩は猫画家である − ルイス・ウェイン伝』(集英社新書ヴィジュアル版)、Erik Satie, Éctrits, Éditions Champs Libre, 1981. Correspondance presque complète, Fayard, 2000. ほかサティ関係を多数読んだ。Écrits だって翻訳があって、たくさん翻訳本がある中(サティはやはり人気だね)、『書簡から見るサティ』はやっつけ仕事的でちょっとなあ、という感じだった(英訳からの重訳だし)。アルクイユ住人のレオン・ルイ・ヴェシエールの回想記はなかなか。
2015年10月8日木曜日
サティとカタルーニャの画家たち
サティとカタルーニャの画家たちはモンマルトルで仲良くしていたのだった。ラモン・カサス、サンティアゴ・ルシニョル、イグナティオ・スロアガ、ミケル・ユトリロなどなど。彼らがサティを描いた絵がいくつか残っている。
2015年10月7日水曜日
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