2010年12月6日月曜日

Ils sont fous, ces Chinois !

Briançon のスキー場で我々日本人グループが、perches という、それにスキーを履いたまま跨がって引っ張られながらゲレンデを登って行く装置に慣れておらず(これは日本には存在しない ー と思う)、片端から転び、引きずられ、何回も繰り返したのを見ていたフランス人の係員の叫んだ一言である。「こいつら気が違っている、この中国人たちは!」いやいや、私たちは日本人ですよ、などと抗弁する余裕さえないのであった。Non, non, vous avez tord, nous sommes Ja-po-nais !
そう、なぜこれを思い出したのかと言えば、『〈悪しき〉文化について』を読んでいるからである。他者を理解するとはどういうことか。我々はフランス人たちのアジア人蔑視を感じ、反発する。しかし、それと同時に、「我々は中国人などではない」と思う気持ちの中には、日本人の中国人蔑視が混入している。

2010年12月5日日曜日

講演会

昨日は京都で講演会。「大砲と花束」と題してショパンについて。三木のゴルフ場のオーナー、立松さんという方とお知り合いに。その後、岡本君と村上君と新大阪で飲む。出版記念および講演お疲れさま会である。

2010年12月3日金曜日

哲学への権利

立命館の亀井君から、映画『哲学への権利』上映に伴う討論会の参加者としての依頼が来た。デリダの Collège international de philosophie についてのドキュメンタリー映画である。日本人の監督が撮った映画であるという。ぼくは直接には余りコレージュと関係はなかったが(間接的に二回、フィリップ・ニスを介して、またエリック・マルティを介して)、そんなのでよければ(そしてまた少なくとも何年間かのフランス大学教員としての経験と)ということで、お引き受けした。

セヴラック歌曲

セヴラック歌曲第1編集CDがコジマから送られてきた。今ゆみさんは東京にいて、そのまま第2編集をコジマで行うので、それまでに聴いて問題点を指摘しておかねばならない。

2010年12月2日木曜日

悪しき文化

足立信彦『〈悪しき〉文化について』を読み始める。面白くて、つい電車を乗り過ごすところだった!

打つ身体

シューマンというと必ずバルトの「打つ身体」の語を持ち出す者がいるが、大体間違っている。例えば、それは弦楽器のトレモロではない。これを理解するにはもう一つのバルトの言葉「シューマンの最上の弾き手は「私」だ」を理解しなければならない。

2010年12月1日水曜日

シュタイナー

小杉英了『シュタイナー入門』読了。神智学と人智学などの関係など、よくわかった。心霊術やオカルトとの関係も。しかし、「西の結社」の「陰謀」というのは何なのだろう?そして、どうしてこれほどシュタイナーの「人種差別」のことにこだわるのだろう?よけいに気になりますね。シュレーバー協会とは何か関連があるのだろうか?そして、その他の様々なスピリチュアリスムとの関係は?勤め先の大学の側に、シュタイナー学校があるのだが、どうしてこれほどシュタイナー教育というのが日本で広まっているのだろうか?単に「思想が素晴らしいから」では答えにならないだろう。