2011年10月24日月曜日

いまどきフランス音楽コンサート

そしてルドン展の後は「いまどきフランス音楽コンサート」と題された森本ゆり(Pf)・畑中明香(perc)・改發麻衣(perc)さんのコンサート。後二者は同女打楽器の卒業生。曲はエマニュエル・セジュルネ《火をお持ちですか》、アラン・ゴーサン《アルカーヌ》、 クセナキス《プサッファ》、ティエリー・ド・メー《机の音楽》、ジョルジュ・アペルギス《ル・コール・ア・コール》、モーリス・オアナ《エチュード12》(それぞれ原題:Emmanuel Séjourné, Vous avez du feu ?, Allain Gaussin, Arcane, Iannis Xenakis, Psappha, Thierry De May, Musique de tables, Georges Aperghis, Le corps à corps, Maurice Ohana, Etudes d'interprétation XII)。なかなかの熱演であった。クセナキスやアペルギスを暗譜で演奏するなど結構がんばっているな、との感。後はフランス語をもう少し頑張ろうね。セジュルネとドメーは初めて聴く作曲家(名前も曲も)。ケージや実験音楽系の影響が明らかで面白い。でもきちんと構成された音楽になっているところが「ヨーロッパ」なんでしょうね。机を手で叩いたり擦ったりするするだけでカノンをするところは「伝統」!かな?
成田先生も来ていたけれど、ぼくは細川周平さんを誘ったのだった。彼は嵯峨で念仏狂言を見て来たと言って遅れて来た。コンサート後は三人でぶらぶら帰り、成田さんは帰宅。周平さんとぼくは「受賞祝い」ということで、彼の行きつけの天ぷら「有馬」へ。非常においしかった。天ぷらは言うまでもないが、宮崎出身の御主人の裏メニュー「冷や汁」に感激!