狩野元信『香厳撃竹図』(画像は東京国立博物館より、http://www.tnm.jp/ )
2013年2月27日水曜日
香厳撃竹図
明日の講演のために拙著『音楽的時間の変容』を見ている。中で香厳智閑禅師の悟りの話(そうじをしていて石が竹に当たった音を聞いて、悟りを得る)が出て来るのだが、こんな絵が東京国立博物館にあるらしい。そのサイトから。
2013年2月23日土曜日
早稲田大学
早稲田大学で講演をします。
詳しくは、次を御覧ください。
http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki/metaphorest_seminar13.html
詳しくは、次を御覧ください。
http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki/metaphorest_seminar13.html
生命や生命科学の文化的・歴史的側面に関する研究者やアーティストを招き,(広い 意味での)「アートにおける生命表現」や「生命科学の文化史」などに関する研究を 紹介するmetaPhorestセミナーのご案内です。 今回は、音楽美学の椎名亮輔先生(同志社女子大学)にご講演をお願いしました。椎 名先生は、ご著書『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)の中で、時間という観点か ら音楽を捉え、人類学、社会学、精神医学、哲学における諸研究を援用しつつその存 在論を論究し、現在における音楽を考察されています。今回のセミナーでは、執筆の 際のお考えやその後の思想の発展について、お話しいただきます。どうぞお誘い合わ せのうえ, ご来聴ください。 椎名亮輔 (同志社女子大学教授、音楽美学・ピアニスト) http://www2.dwc.doshisha.ac.jp/rshiina/index.html 『音楽と存在論的なもの』 日時:2013年2月28日(木) 15:00-17:00 場所:早稲田大学先端生命医科学センター(Twins) 50号館 3Fセミナールーム3 アクセス:http://www.waseda.jp/advmed/access/index.html 入場無料,事前申し込み不要 要旨: 現代音楽における音楽的時間の変容とは、それまでの伝統的な音楽的時間が対抗世界 的な虚構的・劇的時間を構成しようとしていたのに対して、たとえばジョン・ケージ の音楽に見られるように、時間のそのような音楽構築的性格を否定して、物理的性格 に限りなく近付けようとする点にある。これにより、日常的時間における人間の存在 論的なもの(存在的なものとの差延として現れて来るような)が、音楽の中でも感受 できるようになる。 しかし、ここでの矛盾は、音楽という芸術の在り方に関わってくる。人生がそのまま 芸術ならば(すべての音が音楽であるならば)、音楽を書き続ける意味がどこにある だろうか。そのような問いに対して、現代音楽家たちは、さまざまなやり方で答えて いる。沈黙の可聴化、時間の遅延化、能動的聴取による時間の再創造……。しかし、 実はこれら音楽的時間の諸相は、伝統的な音楽の中にもすでに存在していた。こうし て現代音楽の変容した時間体験は、伝統的なものも含めた音楽的体験全体を新たな視 点から見直すことを可能にする。 ----- 連絡先: 堀江俊行(metaPhorest,早稲田大学) info@metaphorest.net http://genseirhythm.info/about/ http://metaphorest.net/residents/artists/toshiyukihorie/51 本研究会のページ http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki/metaphorest_seminar13.html
2013年2月22日金曜日
プレスク・リヤン賞
プレスク・リヤン賞のご案内。
みんな奮って応募しよう!
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2013/02/22/000310
みんな奮って応募しよう!
http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2013/02/22/000310
2013年2月19日火曜日
音楽を作る人に聞く
宣伝です。
http://www.cap-kobe.com/club_q2/2013/02/17115616.html
3/15(金)音楽を作る人に聞く〜音楽家の耳と脳 #3「椎名亮輔に聴く」
シリーズ最終回です!
音楽を作る人に聞く〜音楽家の耳と脳 #3
「椎名亮輔に聴く」
2013年3月15日(金)19:00〜21:00
ゲスト:椎名亮輔(音楽美学・音楽哲学)
聴き手:Hiros(インド音楽演奏、研究家)
料金:前売¥1,500(会員¥1,000)、当日2,000
「この音楽はすばらしい」という評価は歴史のなかで培われ変化してゆく美意識によって為される。音楽美学者の椎名亮輔さんを招き、様々な音源資料を視聴しつつこれまでの音楽の美意識の枠を概観し、現在と未来を考える。
シリーズ最終回は音楽美学者を招き、資料の視聴を交えこれからの音楽についてお聴きします。
【ゲストプロフィール】
椎名亮輔(しいなりょうすけ)
1960年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備課程をへて、ニース大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。東京大学助手、パリ第3大学講師、リール第3大学講師をへて、現在は同志社女子大学音楽学科教授。著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史 -- シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)、『デオダ・ド・セヴラック -- 南仏の風、郷愁の音画』(アルテス・パブリッシング、第21回吉田秀和賞受賞)。主要訳書に、マイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、ドメル=ディエニー『演奏家のための和声分析と演奏解釈』(シンフォニア)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど何もない』(現代思潮新社)などがある。
椎名亮輔(しいなりょうすけ)
1960年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備課程をへて、ニース大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。東京大学助手、パリ第3大学講師、リール第3大学講師をへて、現在は同志社女子大学音楽学科教授。著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史 -- シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)、『デオダ・ド・セヴラック -- 南仏の風、郷愁の音画』(アルテス・パブリッシング、第21回吉田秀和賞受賞)。主要訳書に、マイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、ドメル=ディエニー『演奏家のための和声分析と演奏解釈』(シンフォニア)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど何もない』(現代思潮新社)などがある。
http://www.cap-kobe.com/club_q2/2013/02/17115616.html
Mompou y Séverac
辞書をひきひき、ぼそぼそとアントニオ・イグレシアスの『モンポウ』を読んでいるが、《プレリュード》のところの記述で、第5番はホアキン・ニンの依頼で書かれた、とあった。ニンは、パリで一時期セヴラックと一緒に下宿していたりして、けっこう親しかったはずなので、この辺りに「モンポウ ― セヴラック」の繋がりがありそうだね。Antonio Iglesias, Federico Mompou - Su obra para piano, Editorial Alpuerto, 1976.
熱
昨日は熱でダウンしていたが、今日は復活。Ayer tuve fiebre, me quedando en cama, pero hoy me he recuperado. (あってるかな?)Hier j'avais de la fièvre et suis resté au lit, mais aujourd'hui je suis guéri.
2013年2月18日月曜日
現代音楽二つ
金曜日には神戸で野村誠さんの講演&ライブ、昨日は東京で近藤譲さんの室内楽コンサート。同じ「現代音楽」と言っても、ほとんど両極端のお二人である。しかし、共通するところがあって、それは「ユーモア」。その間に、福島さんにあらためてバルセロナ情報を聞き、大学の教職オリエンテーションの司会(?)をし、カルロス・ルイス・サフォン『風の影』(木村裕美訳、集英社文庫)を読んだ。
2013年2月14日木曜日
スペイン・ロマネスクへの旅
池田健二『スペイン・ロマネスクへの旅』(中公新書)読了。南仏モンペリエやマルセイユ近辺のロマネスク教会や修道院は、めぼしいものはたいてい見ていると思うが、スペインはまったく知らなかった。うーむ、楽しみである。写真はリポイのサンタ・マリア修道院。
2013年2月13日水曜日
採点
一昨日は東京文化会館で日本音楽学会の委員会に出席。上野の森がだいぶ工事中で変わっていたのに驚く。でも文化会館は昔のままで懐かしかった。その後、小平で両親と望君(弟は仕事、女性陣は疲れて待機とのこと)と食事。昨日は朝からスペイン大使館にビザを取りに行く。その足で京都へ、教授会である。そして、今日と明日は採点採点……。
2013年2月10日日曜日
フラメンコ詩選
飯野昭夫編著『フラメンコ詩選』(大学書林)読了。スペイン語の勉強にもなり、一石二鳥。ビリャンシーコで特に美しい詩が。
La virgen está lavando
y tendiendo en el romero,
los angelitos cantando
y el romero floreciendo.
聖母さまはおせんたく、
まんねんろうに干してます。
天使達は歌を歌い、
まんねんろうは花ざかり。
まんねんろう el romero とは、ローズマリーのことのようで、ここにはもちろん馥郁たる香りも香ってくるようだ。
La virgen está lavando
y tendiendo en el romero,
los angelitos cantando
y el romero floreciendo.
聖母さまはおせんたく、
まんねんろうに干してます。
天使達は歌を歌い、
まんねんろうは花ざかり。
まんねんろう el romero とは、ローズマリーのことのようで、ここにはもちろん馥郁たる香りも香ってくるようだ。
彼方
ユイスマンス『彼方』(田辺貞之助訳、創元推理文庫)再読了。まったく忘れていたが、けっこううまくできた小説だ。ジル・ド・レーの話とそれを書物にして書こうとしている主人公の話、彼を取り巻く人物たち、特に不思議な女性、そして悪魔崇拝の話などうまくまとめていて、面白い。多少、悪魔主義についての衒学的うんちくにうんざりするところはあるが。ブーランジェー将軍の選挙と交えて、当時の世相もうつしている。薔薇十字はもちろんだが、ファーヴル・ドリヴェ(だったか)の名前も出てくるし、カゾットの名前まである。ふむふむ……。
アルテスVol.4
アルテスパブリッシングのブログより。
『アルテスVol.4』鋭意編集中です!
『アルテスVol.4』鋭意編集中です!
2月末発売を目指して編集作業が大詰めを迎えている『アルテスVOL.4』、一足先に内容をご紹介します。か〜なり手応えありまくってますので、どうぞお楽しみに!
ジャンル無用の音楽言論誌!
『アルテス』VOL.04 / 2013 SPRING
定価:本体1500円+税
ISBN978-4-903951-63-8 C1073
◎世界初のボーカロイド・オペラ《THE END》
[ロングインタビュー]渋谷慶一郎 聞き手=光嶋裕介
[レビュー]佐々木敦
◎イェリネク《光のない。》
[対談]三輪眞弘×佐々木敦
[レビュー]太田純貴
◎特別インタビュー 近藤譲[作曲家]第1回 聞き手=椎名亮輔
◎特集《101年目からのジョン・ケージ》
片山杜秀:揺れる国にはジョン・ケージ
白石美雪:ジョン・ケージ ことばの贈りもの
有馬純寿×ヲノサトル:ケージというOSをめぐって
相倉久人:一九六二年、記憶の迷路へ──ケージ初来日をめぐって
川島素晴:ケージの音楽における自由と不自由
若尾 裕:モダニスト ケージ
大和田俊之:ハプニングとインプロヴィゼーション──ジョン・ケージと/の(非)政治
杉本 拓:試論「《4分33秒》である」とは?
松平 敬:〈ソング・ブックス〉における、作曲法とその変容
谷口昭弘:アメリカ・クラシック音楽史の中のジョン・ケージ
中川克志:ケージとポロック──絵画の音楽化? 音楽の絵画化?
柿沼敏江・椎名亮輔:ジョン・ケージ ブックガイド
【100年目のジョン・ケージ in Japan】
細川周平:時計と計時」
渋谷慶一郎:《One(x)》とケージを語る
北條知子:このperformanceは「演奏」であろうか?
城 一裕:「本番では音量に面食らいました」
細川周平:鉄路の音 《プリペアド・トレイン》乗車記」
◎連載
波多野睦美|うたうからだ(3)
輪島裕介|カタコト歌謡の近代(4)ジェリー藤尾のやけっぱちソング
川崎弘二|武満徹の電子音楽(4)ラジオ・ファンタジー「炎」
石田昌隆|音のある遠景(4)1993年、イスラエル〜ガザへの旅
小野幸恵|和の変容(3)大阪の庶民が育んだ世界遺産「文楽」
◎Re: music...〈音楽へ──〉
大石始:まつりの島(4)霊山の麓を盆地を揺るがす屋台囃子のハートビート──秩父夜祭りを訪ねて
濱田芳通:歌の心を究むべし(4)西洋と日本は旋法でつながっている
おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下の2)
鈴木治行:イマジナリア(4)イメージと音の危うい関係──偽りの自己言及
ト田隆嗣:Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ(4)カーツと歌うヘルムズマン
◎レポート
明和電機と行く《アートと音楽》展
◎著者エッセイ
潮博恵 名演を生むのは聴衆の力
信時裕子 祖父の「話し言葉」
中井正子 サン・ジャン・ド・リューズとドビュッシー、ラヴェル
◎書評
佐藤剛 和田靜香『評伝★湯川れい子 音楽に恋をして♪』
山崎春美 灰野敬二ほか『捧げる──灰野敬二の世界』
金子智太郎 Jonathan Sterne, The Sound Studies Reader
◎フィクション
山崎春美:ロッカウェイビーチ(4)
ジャンル無用の音楽言論誌!
『アルテス』VOL.04 / 2013 SPRING
定価:本体1500円+税
ISBN978-4-903951-63-8 C1073
◎世界初のボーカロイド・オペラ《THE END》
[ロングインタビュー]渋谷慶一郎 聞き手=光嶋裕介
[レビュー]佐々木敦
◎イェリネク《光のない。》
[対談]三輪眞弘×佐々木敦
[レビュー]太田純貴
◎特別インタビュー 近藤譲[作曲家]第1回 聞き手=椎名亮輔
◎特集《101年目からのジョン・ケージ》
片山杜秀:揺れる国にはジョン・ケージ
白石美雪:ジョン・ケージ ことばの贈りもの
有馬純寿×ヲノサトル:ケージというOSをめぐって
相倉久人:一九六二年、記憶の迷路へ──ケージ初来日をめぐって
川島素晴:ケージの音楽における自由と不自由
若尾 裕:モダニスト ケージ
大和田俊之:ハプニングとインプロヴィゼーション──ジョン・ケージと/の(非)政治
杉本 拓:試論「《4分33秒》である」とは?
松平 敬:〈ソング・ブックス〉における、作曲法とその変容
谷口昭弘:アメリカ・クラシック音楽史の中のジョン・ケージ
中川克志:ケージとポロック──絵画の音楽化? 音楽の絵画化?
柿沼敏江・椎名亮輔:ジョン・ケージ ブックガイド
【100年目のジョン・ケージ in Japan】
細川周平:時計と計時」
渋谷慶一郎:《One(x)》とケージを語る
北條知子:このperformanceは「演奏」であろうか?
城 一裕:「本番では音量に面食らいました」
細川周平:鉄路の音 《プリペアド・トレイン》乗車記」
◎連載
波多野睦美|うたうからだ(3)
輪島裕介|カタコト歌謡の近代(4)ジェリー藤尾のやけっぱちソング
川崎弘二|武満徹の電子音楽(4)ラジオ・ファンタジー「炎」
石田昌隆|音のある遠景(4)1993年、イスラエル〜ガザへの旅
小野幸恵|和の変容(3)大阪の庶民が育んだ世界遺産「文楽」
◎Re: music...〈音楽へ──〉
大石始:まつりの島(4)霊山の麓を盆地を揺るがす屋台囃子のハートビート──秩父夜祭りを訪ねて
濱田芳通:歌の心を究むべし(4)西洋と日本は旋法でつながっている
おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下の2)
鈴木治行:イマジナリア(4)イメージと音の危うい関係──偽りの自己言及
ト田隆嗣:Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ(4)カーツと歌うヘルムズマン
◎レポート
明和電機と行く《アートと音楽》展
◎著者エッセイ
潮博恵 名演を生むのは聴衆の力
信時裕子 祖父の「話し言葉」
中井正子 サン・ジャン・ド・リューズとドビュッシー、ラヴェル
◎書評
佐藤剛 和田靜香『評伝★湯川れい子 音楽に恋をして♪』
山崎春美 灰野敬二ほか『捧げる──灰野敬二の世界』
金子智太郎 Jonathan Sterne, The Sound Studies Reader
◎フィクション
山崎春美:ロッカウェイビーチ(4)
2013年2月9日土曜日
つくってあそぼ
NHK教育テレビの番組『つくってあそぼ』が今年度で終了になると言う。私は自分が子どもの頃には見ていなかったが、子どもたちと一緒に見るようになって、その後からいかにも、という感じで付け足された「擬音」の多さが、ものすごく気になっていた。いかにチープな素材で作られたものでも、しかし、そこに付け足された擬音のおかげでなんとなく夢のあるもののように見えてくるのは、これはマジックと言うか、欺瞞と言うか、音響の不思議さを考えさせるものではありました。
2013年2月8日金曜日
2013年2月5日火曜日
2013年2月4日月曜日
ガブリエル=デュポン
夜の7時半から会議なので大学に来ている。仕方ないので、色々ピアノで弾いている。ガブリエル=デュポン《苦しい時間 Les Heures Dolentes》(と訳すのかな)は、なかなか悪くないぞ。La réunion à partir de 19 heures : rien à faire donc, pour tuer le temps, je joue n'importe quoi au piano. Les Heures Dolentes de Gabriel-Dupont ne sont pas du tout mal !
2013年2月3日日曜日
2013年2月1日金曜日
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