2014年7月30日水曜日

2014年7月27日日曜日

淡路みやげ

淡路に旅行に行っていた娘からのおみやげ。「パパにそっくり。」

2014年7月24日木曜日

Moi et mes amis

Francis Poulenc, Moi et mes amis : confidences recueillies par Stéphane Audel, La Palatine, Paris-Genève, 1963. 読了。ビニェスについて何かあるかと思ったが、あんまり情報はない。まあ、面白かったですけどね。彼のレッスンでは、ペダルを変えないと足をこつんと蹴られるとか。ラヴェルの性格が「パラドクシカルだ」というのも面白い。すごくアイロニカルな人だったのだね。昔どこかで読んだ中で、薩摩男爵がラヴェルと個人的に交友があってラヴェルが常に「シューベルトは汚い」と言っていたとあって、さいしょは「?」と思ってたけれど(だって《優雅で感傷的なワルツ》はシューベルト風だから)、これだね。

2014年7月22日火曜日

近代都市バルセロナの形成

山道佳子・八嶋由香利・鳥居徳敏・木下亮『近代都市バルセロナの形成:都市空間・芸術家・パトロン』(慶応義塾大学出版会、2009年)読了。バルセロナとキューバの非常に密接な関係、そこで一儲けしたインディアーノス、成り上がり貴族のグエイのことなど、よくわかった。コルテスさんに旧市街を案内されながら、リセウのそばで「これがキューバの葉巻で財を成した富豪が建てたビルだ」と言われたのを思い出す。音楽関係はほんのおしるし程度。それも「ベルギーの象徴派の音楽」とかなんとかわけのわからないことが書かれていて、おやおや。

聴耳草紙

佐々木喜善『聴耳草紙』(ちくま学芸文庫)読了。寝る前にゆっくりゆっくり読んで、ひと月余りもかかったろうか。

2014年7月21日月曜日

エッシャー展

明石市立文化博物館の「エッシャー展」を見に行った。苦労して歩道橋を渡って行ったら裏口で「締め切り」。
展覧会に出ている作品はすべてハウステンボスに所蔵のものらしい。写真どころかどうもスケッチまで(著作権のせいで?)禁止されていて、「えーー?!」。
帰りは駅前まで明石城跡の公園を抜けてゆく。
食事の後は、タコが散歩していると言う、魚の棚市場でお買い物。
散歩ではなく、多数干されていた。

2014年7月17日木曜日

バルセロナ、秘数3

中沢新一『バルセロナ、秘数3』(講談社学術文庫)学校との往復の間に読む。良い意味でも悪い意味でも刺激的。バルセロナとパリの違いをぼくも感じたし、彼もそれを感じてそれを言語化しようとしている気がする。やはり「地中海」がキーワードか?

2014年7月16日水曜日

La vie musicale sous Vichy

Myriam Chimènes (dir.), La vie musicale sous Vichy, Editions Complexe, 2001. ざっと読む。コルトーについては、もちろんコラボであったことは確かだが、なかなかカントルーブも。民謡収集・研究というのが、ヴィシー政権下で政治的にゆがめられたのは困った問題だ。でもカントルーブは、これが好機だと思ったのもあったろうし。まあもともと右翼だったのだろうけれどね。そんなことを言えばビニェスだってアンチ・ドレフュス派だからな。ピエール・シェフェールが、ボーイ・スカウトで合唱指導、どころか合唱曲まで書いていたというのは驚き!

2014年7月10日木曜日

2014年7月8日火曜日

バルセロナ、カタルーニャを知る事典

岡部明子『バルセロナ ― 地中海都市の歴史と文化』(中公新書)、田澤耕『カタルーニャを知る事典』(平凡社新書)を読む。今さらながらだけれど。実は、木村元さんとこれからの仕事(モンポウ/ブランカフォルト、リカルド・ビニェス)について相談した時に「[特に前者は]バルセロナという都市が主人公ですね」と言われたのが、きっかけ。岡部本は建築家の本としてよくまとまっている。バルセロナに多く見られる建築の設計者がガウディでもなければ、プッチ・イ・カダファルクでもないということを知った(当たり前と言えば当たり前だが)。田澤本もよくまとまって、特にカタルーニャの独立問題を扱った章は二度読みしてしまった。しかし、音楽の項で「グラナドスとカザルスが(他に一人を合わせて)弦楽四重奏団を結成していた」というのは、どう考えてもおかしい。大体それでは合計三人にしかならないし、グラナドスは(ピアノ以外に)弦楽器を弾けたのだろうか?

2014年7月7日月曜日

E.Brody, Paris

Elaine Brody, Paris : The Musical Kaleidoscope 1870 - 1925, George Braziller, New York, 1987. 古本で買ったら、NEOSHO CO. COMM. LIBRARY のスタンプと貸出票付きだった。どこでしょうね?ブロディの名前はセヴラック研究者として初めて知ったのだった。セヴラックの娘さんに直接会ってお話ししたりしているんですよね。本書のカバーの紹介によると、ブロディはニューヨーク大学の先生とかをしていて、学部長(学長?)などまで勤めたらしい。そして出版の直前に亡くなったとか。ビニェスについてもけっこう詳しく書いてあって、やはりグビッシュ夫人と連絡があったようだ。もう一冊、La musique dans le midi de la France (Actes des Rencontres de Villecroze), Klincksieck, 1997. というかこれは実は二冊本。19世紀にあてられた二巻目で、セヴラックについても、また南仏で活躍したカタルーニャのピアニストについても扱われている。

2014年7月2日水曜日

イエス伝

ルナン『イエス伝』(津田穣訳、岩波文庫)読了。イエスの教えとは徹底的な精神主義ではないか。それは当時のユダヤ教の物質主義と明確に対立した。ただその精神主義は時々行き過ぎた、とルナンは言う。このあたりが19世紀フランスの教会などから批判されたのだろうな。

2014年7月1日火曜日

あゆプチトマト

あゆみが学校菜園で作ったプチトマトを収穫してきました、「変なかたちー」「おにんぎょうさんみたい」「ほらテーブルの上に立つんだよ」。