山道佳子・八嶋由香利・鳥居徳敏・木下亮『近代都市バルセロナの形成:都市空間・芸術家・パトロン』(慶応義塾大学出版会、2009年)読了。バルセロナとキューバの非常に密接な関係、そこで一儲けしたインディアーノス、成り上がり貴族のグエイのことなど、よくわかった。コルテスさんに旧市街を案内されながら、リセウのそばで「これがキューバの葉巻で財を成した富豪が建てたビルだ」と言われたのを思い出す。音楽関係はほんのおしるし程度。それも「ベルギーの象徴派の音楽」とかなんとかわけのわからないことが書かれていて、おやおや。