2011年11月16日水曜日
コロンブスの犬
管啓次郎『コロンブスの犬』(河出文庫)読了。22年前に書かれたなんて信じられない。ほとんど昨日に書かれたように新鮮。このような彼の超かっこいいスタイルにぼくたちはいかれてしまったのだった。今ふと思い返して、『セヴラック』にその影響があるのかもしれないと思った。(ああ、恥ずかしい。)しかしぼくは決して管さんのような旅人にはなれない。なぜなら一人でレストランに入ることもできないほどだから。いや、サン=フェリックスでセヴラックの子孫の人に会う、というような「仕事」がある場合は別ですよ。それともう一つ。外国語をならう時には人はみな中学生になる、というのに同感。今ぼくはスペイン語を習っているが、実に楽しい。