2013年7月29日月曜日

nichi nichi...

日日是好日、ということで、24日から村上君がパリから来バルセロナ。翌日は旧市街をちょっとみ、ダリ美術館など。26日は朝からいづ、村上、ぼくでサグラダ・ファミリア。予約をしたのですぐに入れた。夜は、家人とリセウ大劇場で『蝶々夫人』。素晴らしい。リセウも初めてだったが、素晴らしい歌劇場だ。そして、昨日はコイブランの市場などをまわり、昼食は近所のガリシア料理レストラン。午後はプールで、その後、村上君のたばこ買い。マリア・クリスティーナのコルテ・イングレスになく、近所にもない。結局、彼が目をつけていたサグラダ・ファミリア近くの煙草店に行くも閉店。結局だめで、またコイブランに戻り、市場前のバルでゆっくり。そして、今日彼はパリに帰って行った。バルセロナの人の質、優しいし、また女性が美しいというので、(そしてもちろん、おいしい食事 ― そしてビールの ― と安さ)に彼は感激して帰って行った。
さてさて、明日からはスイス旅行、一週間である。

2013年7月24日水曜日

Estranha forma de vida

Estranha forma de vida

Amália Rodrigues

Foi por vontade de Deus
Que eu vivo nesta ansiedade
Que todos os ais são meus
Que é toda minha a saudade
Foi por vontade de Deus

Que estranha forma de vida
Tem este meu coração
Vive de vida perdida
Quem lhe daria o condão
Que estranha forma de vida

Coração independente
Coração que não comando
Vives perdido entre a gente
Teimosamente sangrando
Coração independente

Eu não te acompanho mais
Para deixa de bater
Se não sabes onde vais
Porque teimas em correr
Eu não te acompanho mais

Se não sabes onde vais
Para deixa de bater
Eu não te acompanho mais

Extraña forma de vida

Fue por voluntad de Dios
que vivo en esta ansiedad
que todo suspiro es mío
que es mía toda nostalgia.
Fue por voluntad de Dios.

Qué extraña forma de vida
tiene este corazón mío
vives de vida perdida
quién te daría ese don.
Qué extraña forma de vida.

Corazón independiente
corazón que no gobierno
entre la gente perdido
sangrando obstinadamente.
Corazón independiente.

Ya no te acompaño más
para, deja de latir.
Si no sabes a dónde vas
por qué insistes en correr.
Ya no te acompaño más.

Si no sabes a dónde vas
para, deja de latir
ya no te acompaño más.

La musique à la Belle Époque

La musique à la Belle Époque : Autour du foyer artistique de Gustave Fayet, Béziers-Paris-Fontfroide 1898-1914, Testes réunis et édités par Mario d'Angelo, Éditions Le Manuscrit, 2013. 読了。タイトルが示す通り、19世紀末から20世紀初頭にかけてのフォンフロワド修道院を舞台にした芸術家たちの動きを追ったもの。2008年(ギュスターヴ・ファイエがフォンフロワドを購入して100周年)に同修道院で行われたコロックの報告書をかねているらしい。ルドン、セヴラック、ビニェスが主要登場人物である。最も興味深かったのは、ファイエ家の知人たちのなかにグルジェフがいたことだ。

2013年7月21日日曜日

世界水泳

昨日は世界水泳を見に行った。午後のシンクロ。会場はモンジュイックにある、パラウ・サン・ジョルディというプール。マーメイド・ジャパンの皆さんは先日、日本人学校にも訪れて話を聞かせてくれた。日本は最初は二位だったが、徐々に追い上げられ、最終的に四位。夜は、宮森さん宅パーティ。いろいろな人と知りあえた。
これは、子どもたちがもらったマーメイド・ジャパンのバッジと後ろは世界水泳のチケット。
ここがパラウ・サン・ジョルディ。
その手前では、レストランやバーなど、その他多くのブースが出て、音楽などもやっていた。


VII Memorial Mompou-Bravo

ゆうべは「モンポウ=ブラボ回顧第7回」の二週目。ベネズエラのピアニスト、エレナ・リウの演奏。第一部はモンポウの《歌と踊り第10》から始まって、バッハの《インヴェンションとシンフォニア》からの曲と現代の作曲家の「インヴェンション」を交互に演奏するというプロジェクト。まだ道半ばらしい。ディアナ・アリスメンディ、ソフィア・グバイドゥリーナ、ハウ・ワトキンズ、ヘンリー・カウエル、アルフレド・ルゲレス、ローラ・ペリンという面々。ワトキンズとルゲレスは美しかった。第二部は、ピーター・スカルソープというオーストラリアの作曲家の作品とモンポウ《魅惑》。前者も美しい作品を書く人だ。今回は、発見が多かった。演奏は第二部の方がよかった。第一部はまだ道半ば、ということで、練習もこれからなのだろう。しかし、全体に主張のはっきりした(しかしそれが通るとは限らない)いい演奏。

2013年7月19日金曜日

ヤコブへの手紙

昨日は「聖書の会」、宮森さん宅で。フィンランド映画『ヤコブへの手紙』を見る。信じること、愛すること、このヤコブは「ヤコブの手紙」のヤコブなのか、旧約聖書のイスラエルであるヤコブなのか。直前にFNACで、CDセールのチェレプニン集(親子、ピアノはアレクサンドル)、ケックラン《ペルシャの時》、ロドリーゴのピアノ曲集を買う。
ヤコブ牧師とその教会堂。

2013年7月15日月曜日

Histoires de Barcelone

Juan Marsé, Pedro Zarraluki, Ramón de España, Histoires de Barcelone / Historias de Barcelona, Gallimard, Folio/Bilingue, 2013. 読了。実際は、Marsé, Historia de detectives, Zarraluki, El entusiasta, de España, Paseo de Gracia-Provenza の三編のバイリンガル版。それぞれ個性的なバルセロナ模様を見せてくれて、面白かった。楽しめます。

2013年7月14日日曜日

アテネウとコスモ・カイシャ

一昨日の晩は、モンポウ財団主催「第7回モンポウ=ブラボ回顧」コンサート。アテネウ・バルセロネスで。会場のアテネウは19世紀から続く文化センターのようなものらしい。中庭が素晴らしい。演奏は、フリア・アルノ(ソプラノ)とモンツェ・マサゲール(ピアノ)で、モンポウ、モンサルバチェ、ブランカフォルト、トルドラの歌曲。特にブランカフォルト、トルドラの歌曲は発見、素晴らしい。そして、昨日はコスモ・カイシャ。子どもから大人まで楽しめる科学館。すいているし、冷房は効いているし、展示は興味深く、またアマゾンの熱帯雨林の原寸大再現は癒し系。Anteayer, asití al VII Memorial Mompou-Bravo, concierto de Júlia Arnó, soprano y Montse Massaguer, piano (Mompou, Montsalvatge, Blancafort y Toldrà) en Ateneu Barcelonès. Ayer fuimos a Cosmo Caixa.
これはアテネウの中庭。Jardín de Ateneu.
そして、これがコスモ・カイシャの熱帯雨林。Selva amazónica en Cosmo Caixa.

2013年7月12日金曜日

El eterno recomenzar

Adolf Pla i Garrigós, Frederic Mompou : El eterno recomenzar, La Mà de Guido, 2012. を読んだ。このあいだ、アウディトリの音楽博物館で「光の音」の展示を説明してくれた内容をより詳しく書いたもの。モンポウの音楽の「短さ」に注目しているところに我が意を得たりの感あり。しかしそれを「ハイク」(俳句)と言ってしまうのがちょっとね……。しかし、これと関連して、ボワローで出ている未公刊作品集の中にある「シントニー」の存在は発見でしたね。これでしょう。これで鐘の音にヒントを得たという「金属和音」(しかしこれは工場とか下町の雑音もある)やピアノによる作曲(左手のためのプレリュード)などが密接に結びつく。そして「recomenzar」再び始めること。

2013年7月11日木曜日

昨日は

昨日はまず、午前中にミラ・イ・フォンタナリス研究所に文化人類学者ジョセップ・マルティ氏を訪ね、さまざまな話を聞いた。夜は、カタルーニャ音楽堂でマヌエル・ブランカフォルト財団創立10周年記念イベント。「財団の10年」という講演(カタラン語!)とブランカフォルト《ピアノ協奏曲第1番》の演奏(ピアノ2台用編曲)。ブランカフォルトの孫のシャビエル氏とセルジ氏に会う。モンポウ財団のお二方とも。
Ayer por la mañana, visité a Josep Martí, antropólogo, en el Institució Milà i Fontanals. Por la noche, asistí al 10° aniversario de la Fundación Manuel Blancafort (conferencia  y concierto).
Hier matin, j'ai rendu visite à Josep Martí, anthropologue, de l'Institut Milà i Fontanals.  Le soir, j'ai assisté au 10ème anniversaire de la Fondation Manuel Blancafort (conférence et concert).
音楽堂の内部の写真。Photos del interior del Palau de la Música Catalana.





2013年7月9日火曜日

Ricardo Viñes

Mildred Clary, Ricardo Viñes : Un pèlerin de l'Absolu, Musicales Actes Sud, 2011. 読了。これでようやくビニェスの謎の生涯がわかった。彼は浮浪者のようになって死んだ、というようなことを聞いていたが、1940年からの晩年のバルセロナでの三年間は、確かに相当に悲惨なものだったようだ。これも戦争のせいだ。アリシア・デラローチャ・トーラさんに、モンポウがマーシャルにあてた手紙を見せてもらったが、そこには南米で事故にあったビニェスを助けるための募金のことが書いてあった。この事件についても、この本で解明された。ビニェスは事故にあったのではなくて、指の故障で演奏ができなくて困っていたのだった(事故には、あいそうになったらしいが)。ラヴェルとの交友(ラヴェルの弟の写真を初めて見た、そっくりだ)、セヴラックとのそれ、そしてモンポウとセヴラックの中間点に彼がいたこと、また彼の神秘主義や数秘主義への傾き、そして(残念なことに?)そこから来るギャンブル好き……、いろいろと面白い発見があった。

2013年7月8日月曜日

ゴシック地区

日曜日なので、たまには、ということでみんなでバルセロナの中心地へ。ピ広場(本当の名前ですよ)で日曜日にエコロジックな食べ物の市と絵画の市が立つというので。サンタ・マリア・デル・ピ教会前の広場。
蜂の巣を買いました。3ユーロ80、安い!
そして、ついでにモンポウが霊感を得たと言う泉を見に。
まずは、以前に福島さんに教わったネリ広場に向かう。その途中にあるカエルンという老舗のお菓子屋さん。スペイン各地の修道院のクッキーなどがある。
そして、ネリ広場。正式には、サン・フェリップ・ネリ広場。落ち着きます。石鹸屋さんからいい香りが漂って来る。


その後、モンポウの泉へ。途中でカテドラルの横にある回廊に入る。中庭にはたくさんあひるのいる池がある。そこから見上げたカテドラルの塔。
モンポウの泉はバルセロナ市文書館の中庭にあるのだが、なんと、今日は閉まっていたのでした。中に入れず、外から眺めるだけ。外壁にカメさんがいたので、写真に収める。
ピ広場の方に戻って、バスク・ピンチョスの店、イラティで昼食。立ち食いで気が置けずにいい感じ。子どもたちもちょっとぱくついてその辺を遊んでいた。

2013年7月6日土曜日

今日の

今日の家からの眺め。
山側。
海側。

2013年7月5日金曜日

バーゲン

先日火曜日、マリア・クリスチーナのエル・コルテ・イングレスにバーゲン品を見に行った。家人はいろいろ衣料品を購入、ぼくはデシグアルのポロ。そして、Richter l'insoumis と How to Get out of the Cage のDVDを半額で。ついでに Volodos plays Mompou も。この解説もアドルフ・プラが書いているね。

2013年7月4日木曜日

公園の黄色い花

家の近所のエルネスト・ジュッシュ公園の樹が満開でまっ黄色。上から見たのがこれ。

ズームしてみました。
葉っぱがどうもマメっぽいので、カッシアの種類かとも思うのですが、詳細不明。しかし、バルセロナ市内は街路樹にも公園にもこの樹がやたら多くて、あたり一面まっ黄色です。

Barcelona Festival of Song

昨日は午前中、アダム・ケント氏の講演「モンポウ作品におけるカタルーニャ民謡の使用について」。ピアノ演奏付きでわかりやすい講演だった(英語)。これは「バルセロナ声楽フェスティヴァル」の一環で、そのプレジデントのパトリシア・カイセドさんとも知り合った(もちろんケント氏とも。彼の論文の話はモンポウ財団でも聞いていた)。その後、パラレルの辺りで家人と友人と合流し、パエリャのおいしいというエルチェというレストランへ。そして、夜はカタルーニャ図書館でマック・マクルーレ氏のピアノ、マリサ・メルティン女史の歌で、ミケル・オルテガ《夢の戦い》(初演)、グラナドス《トナディーリャス》、ホアン・コメーリャス《海外のトナダス》、エルネスト・ボラス《魂の詩》(初演、これはジョナサン・カンプ氏のコントラバス伴奏)、モンポウ《夢の戦い》(でも第二曲はいつものやつでなく)、モンサルバッチェの数曲というプログラム(これもフェスティヴァルの一環)。カタルーニャ図書館は中世からの建物なので、すごく天井の高い石作りの歴史的建物。これで、マックさんともメルティンさとも知り合えた。モンポウ財団のお二方も来ていた。

2013年7月2日火曜日

カサ・ミラでのコンサート

バルセロナ・ピアノ・アカデミーの一環で、昨夜はカサ・ミラ(ラ・ペドレラ)でピアノのコンサート。またもやアルベルト・アトネル氏の演奏で、モンポウとアルベニス。モンポウは《ショパンの主題による変奏曲》だったが、最初の曲ということもあってか、観客が子どももあり、観光客(英語が多く聞こえてきた)もあり、で集中できなかったか、あまりぱっとしない。次のアルベニス《ベガ》が素晴らしかった。ニュアンス、音色、ルバート、聴かせますね。しかし、それから《イベリア》からの4曲(トリアーナ、アルメリア、ロンデーニャ、エル・アルバイシン)は、むらがあり、うーむ。アンコール二曲。《イベリア》の門とモンポウの歌と踊り。夜のカサ・ミラはこんなふう。

その中に入ると中庭(玄関ホール?)がすぐにこうある。上を見ると空が見えた。


演奏会場はエスパイ・ガウディといって、地下にある。螺旋状の階段を段々降りて行くのである。

創建当初は倉庫だったらしい。
帰宅途上、家の近くで黒猫ちゃんに遭遇。

2013年7月1日月曜日

Matsuri in Barcelona

「バルセロナまつり」(?)というイヴェントに行って来た。日西国交400年記念という。バルセロネタという市内直近の海水浴場で開催ということで、メトロを乗り継いで行った。地下鉄をおりるところで、子どもたちのスペイン語の先生と出会い、一緒に行く。やきそば、たいやき、冷やし中華、寿司、ハンバーガー、かき氷、ヨーヨーつりに金魚すくいなどなど、いろいろな出店が出ていた。日本語図書館(古本市や習字、ヨーヨーつり)もあり、そこでは子どもたちのヴァイオリンの先生が手伝いをしていた。そして、また日本語学校の子たちにも何人かに会う。バルセロネタは初めて行ったが、なかなか快適な海岸。しかし、けっこうな人出。帰りは、D20のバス一本で帰った。バルセロネタにもこんなような現代彫刻がある。