2015年7月19日日曜日

フェラーリのピアノ曲を堪能する!

昨日は愛知県芸術劇場で中川賢一現代音楽コンサート「フェラーリのピアノ曲を堪能する!」を聴いた。実を言うと名古屋は初めてなのである。会場はかの有名な「テレビ塔」のそばにあった。ゆるキャラもあり、しかし名古屋の人は見向きもせず、彼は一人寂しく去って行った。


コンサートの曲目は、《ウント・ゾー・ヴァイター》、《失われたリズムを求めて》、《ディダスカリー2》(小坂圭太・照喜名俊典共演)、《小品コレクション》の4曲。いずれにもパワフルな、全力疾走の演奏であった。照明などの演出も素晴らしかった。実に楽しめた。演奏後に中川さんから聞いたのだが、《コレクション》のテープにはいくつものヴァージョンがあるらしい。彼はブリュンヒルドさんに直接、いろいろと問い合わせて、3種類のヴァージョンを送ってもらうことになったという。恐らく、フェラーリは演奏のたびごとに、テープ・ヴァージョンをそれぞれのシチュエーションに合うように作り替えていたのではないだろうか。いろいろ訊いてみたいところである。打ち上げ後、大阪に帰るという小坂さんと一緒に新幹線で、彼の「コレクション」(ピアノとミニカー)の話を聞く。