2013年5月13日月曜日

Pessoa, Noventa poemas últimos

Fernando Pessoa, Noventa poemas últimos (1930 - 1935), Traducción y prólogo de Angel Crespo, Edición bilingüe, poesía Hiperión, Madrid, 2009. 読了。辞書を引き引きなので、もう一度読まなけりゃならないかな。最後の詩が英語なのが印象的だ。

2013年5月12日日曜日

『文学におけるマニエリスム』

グスタフ・ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』(種村季弘訳、平凡社ライブラリー)読了。途中まで読んで、日本からの引っ越し便に入れたので、やっと今頃になって届いたのであった。読み残した部分に音楽を扱った箇所が入っていたのだが、ここではストラヴィンスキー(と少しだけシェーンベルク)しか取り上げられていない上に、やはり踏み込んだ記述は皆無。残念ですね。あとはもちろんジェズアルドは出て来るけれど、音楽のマニエリスムと言ったらだれだろう。時代をさかのぼって、ケージ、ブレクト(だからフルクサス)、サティ、アルス・スプティリオル、マショー(最初が最後)とかオケゲム(何声のミサでしたっけ)、そう言えば、ホッケにはレトリズムは出て来ていたな。誰か、この系譜の本を書かないかな。

2013年5月8日水曜日

Albert Attenelle, Música callada de Frederic Mompou

ゆうべは、リセウ音楽院にアルベルト・アトネル氏のモンポウを聴きに行った。Música callada の全曲。素晴らしいホールに素晴らしい演奏。簡潔だが、彫りの深い。しかし(しかも)、ほとんど聴きに来ている人がいない、20人くらいだっただろうか。真ん中の真ん前の一番いい席で、ゆったりと。実に得した気分である。Attenelle 氏はリセウで教鞭をとっているらしいが(確かモンポウ・ピアノ曲全集を出しているマソ氏の先生だったと思う)、最近、この曲をCD化した。《ひそやかな音楽》は高橋悠治の演奏も聴いたが、彼は楽譜をぱらぱらとめくって、思いついたところを演奏する、という形だった。アトネル氏は全曲を最初から最後まで暗譜で演奏した。深さがある。高橋悠治ほどのピアニストだったらもちろん、この曲は簡単過ぎで、すぐそこで楽譜を見れば素晴らしい演奏ができる。しかし、ここに違いがある気がする。自分の身体の中に音楽が入っているかどうか、これは自戒の意味も込めて。

2013年5月7日火曜日

Gaudí, Album científico

先日行ったグエル公園でおみやげに買った『ガウディ、科学的アルバム』(と、訳すのでしょうか)読了。Juan José Lahuerta, Gaudí, Album científico, Triangle Postals, 2004. ガウディの作品を撮った当時の絵葉書を集めて、解説したもの。絵葉書は使われたものなので、その書簡の内容も書き写されている。ありがたいのは、カタラン語・スペイン語・仏語・英語の対訳付きであること。当時の人たちのごく普通の日常がガウディの絵葉書に書き記されているのが、興味深い。しかし、なかにはダリとかブルトンとかマン・レイとか、有名人のものもあり。こんな感じ。(これは載ってませんでしたが。)

2013年5月6日月曜日

Francesc Cortes 氏

ぼくを招聘してくれたバルセロナ自治大学のフランセスク・コルテス Francesc Cortes 氏と金曜日に会食。リセウ歌劇場の前で待ち合わせをし(今年の秋にはファリャの未完のオペラが上演されるらしい、楽しみ)、ゴチック地区の「観光客の行かない」レストランで食事。その後、カタルーニャ図書館に紹介してもらって、カードを作ったり、中を見学したりして(ここに大部分のモンポウ資料が保存されているのだ)、その後、いろいろと界隈を二人で散策。また、先週のその前には、月曜日に福島さんの紹介でビクトールさんのところに、ピアノを見に行って、そのままそれを購入。木曜日には家に運ばれてきた。ペトロフのアップライト、なかなかいい音色である。調律をしなくちゃね。

ダランベール『音楽理論と実践の基礎』

ジャン・ル・ロン・ダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』(片山千佳子・安川智子・岡本菜穂子訳、春秋社)読了。これは「お仕事」(秘)。考えさせられること多し。全くの素人だったダランベールが、ここまで書けたというのが、すごい!passion のありよう、ということか。

2013年5月1日水曜日

Parque Güell

5月1日はこちらでは休日。念願のグエル公園に行ってきました。
入り口のお伽噺のような建物。
中央階段を登って上に波打つベンチで有名な大きい広場があります。そこから下を見てみると。

それを横から見ると。
下にあるのが、市場になるはずだった、ギリシャ式の柱で支えられた大きな空間で、その天上にはさまざまなシンボルを表わすモザイク装飾が。これは一例。
中央階段の真ん中を水が流れていて、水の流れのもとが有名なトカゲ。これをスケッチ中のいづみ。
グエルとガウディによる理想都市の夢は、これが実現したら素晴らしいものとなったろうと思わせるものだ。そして、当時のヨーロッパの他の土地でもあった、さまざまな理想の共同体構想をも思い起させる。(イギリスの世紀末神秘思想関連の書物で読んだ気がするが、今思い出せない。うーんと何だっけ?もちろん、シュタイナー関係もありそうですね。)