2012年6月11日月曜日

低音デュオ

昨日は京都芸術センターで低音デュオ(松平敬・橋本晋哉)コンサート。曲目は、グレゴリオ聖歌《デ・プロフンディス》、鈴木治行《沼地の水》、パラレリウス《花咲き乱れ》、檜垣智也《第4オルドル》、休憩後は《セイキロスの墓碑銘》、田中吉史《科学論文の形式によるデュオ》、湯浅譲二《天気予報所見》、山根明季子《水玉コレクションno.12》でした。かくも多彩な音響、多様な才能。一番笑ったのはパラレリウス。鈴木さんのは、「語りもの」の延長と言うことで、楽しませてくれた。檜垣作品はこれからライブ・エレクトロニクスでの彼のさまざまな可能性を垣間見せてくれた。田中論文は、バランスが悪いのか言葉がよく聞き取れず、助手の具合がよくわからなかったが、面白い発想ではある(アーティキュレーション)。湯浅作品は彼の豊かなシアターピース的才能を知ることができた。山根作品、興味なしとはせず(音の間の関係性)。しかし、先日の篠原さんも来られていて、おやと思う。湯浅氏もおられ、なんというか、80代はまだまだ現役ですな。すごい!この一連のシリーズ企画の川崎さんも偉い!今後もこの調子で頑張って欲しいと思う。