昨日の夕方にパリ着。夏休みなので、なかなかの混みよう。子供が多い。フランスの空港は、新しくはなったが、パスポート・コントロールに人がいなくて、延々と並ばされたり(戦時中のユダヤ人よりましと思って我慢)、トイレが異常に数が少なかったり、パリ市内行き電車の案内がなかったり、と日本では考えられない不便さである。しかし、これはむしろ日本の方が例外的らしい。地下鉄や町も人々も実に汚く、夏の暑さも相俟って臭かったりする。しかし、これがコスモポリタンの町パリのよさ、猥雑な、でも夏の夜長をカフェのテラスでおしゃべりにあかす、のんしゃらんさである。いい意味でいい加減だ。