2011年12月14日水曜日
フェラーリ/コー3
昨日は京都今出川同志社寒梅館で映画上映三日目。ぼくは授業があったので、途中のトークから参加。ジャクリーヌ、ブリュンヒルド、ぼくというメンバーでのトークだったが、やはりほとんどジャクリーヌが話していた。トークでは話しきれなかったが、『プリズムの色』でのダニエル・コーの映像は、彼(と彼女)がすでに自らの死期を悟った時に撮ったものだと。そして死後にこのような映画を作るという意図がすでにあったという。他にもいろいろな映像があったのだが、やはり余りにも衰弱した姿は残したくなかったらしい。映画で使われた映像もジャクリーヌによれば、すでに病の影がはっきりと写っている。ダニエルが亡くなる数時間前にジャクリーヌに遺した言葉も感動的だ。「毎日、楽しみなさい」Chaque jour, réjouie-toi... まさしく音楽を愛し、人生を愛した、ダニエル・コーらしい言葉だ。この言葉が彼女のその後のささえにずっとなっていると言う。