2011年12月3日土曜日
マイナー音楽を語る
ゆうべは京都河原町三条の Media Shop というところであった、宮岡秀行・細川周平・渡邊未帆「マイナー音学を語る」に行って来た。大里俊晴について語るというもの。未公開映像ということで1989年に大里さんがパリのスウェーデン館でやった即興演奏のヴィデオ。これはぼくが大学助手に就職してパリを離れてからの映像だと思われ、毎年確か秋か冬にスウェーデン館に住む音楽の学生が「発表会」みたいなのをやったものの一部でしょう。トランペットの映像も他にあるというので、まだマンソン君はパリに残っていたと見える。彼の叔父さん関係で大里さんがフルクサスになった話は彼の本の中にありますね。いろいろな話がある中、大里さんのフェティッシュな面、フェイクな面が強調されたきらいがあるが(もちろん彼が誰にも愛されたというのも含めて)、ぼくとしては彼がものすごく「真面目な」人だったことも語りたかった。学問的に「王道」を行こうとした人だったと。聴衆の中に鈴木創士さん、寺井昌輝さん、鈴木昭男さんもおられました。うち鈴木さんお二人は初めてお目にかかった。(行く道すがら河原町の古本屋で、Rencontres internationales de Genève というのの報告書 La vie et le temps - Les générations dans le monde actuel, La Baconnière, Neuchâtel, 1962 というものを手に入れる。書いているのは、Paul Chauchatd, Jean Piaget, Michel Ralea, Claude Autant-Lara, Louis Armand。800円!)