アントワーヌ・フェーヴル『エゾテリスム思想』(白水社、文庫クセジュ)読了。音楽と神秘思想との関係は常に気になるところ。ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、アタナシウス・キルヒャー、色彩ピアノ(以上2点は大里さんも言及)、ファーブル・ドリヴェ、モーツァルト、ユスティヌス・ケルナー(シューマンの詩人)、サン=ティーヴ・ダルヴェードル、ジョゼファン・ペラダン(薔薇十字)、サティ、イェイツ(グレインジャー)、ユーゴー、ヴァーグナー、スクリャービン、そしてグルジェフ(これもハルトマンとの絡みで大里さんは言及していたはず)。彼らが歴史的・文脈的にきちんと整理されて記述されている。