2011年4月20日水曜日

アウシュヴィッツとアドルノ

「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」という言葉である。アドルノ『プリズム』に見られる。優雅な詩を書くような文明的な人間が、同時にユダヤ人殲滅という前代未聞の蛮行を行った、文明も野蛮も人間の中において同じものである、というように解釈されるようだが、その解釈は正しいか?